「人生には辛いこともあるし、不公平なこともあるわ。でも選べるわ。辛くても努力して人生を良くできるのよ。悪くもね。」 (映画「グッドナイト・ムーン」 原題Stepmom)

父が再婚することになり、継母との関係に憂う娘に実母が投げかけた言葉です。

自分の思うとおりに上手く事が運ばないと自分の置かれた立場を呪いたくなることがあります。それが周りの人たちにむけた怒りや、叶わぬ渇望の囚われを生みます。

得られない、満たされない、叶わない・・・そんな状態に陥っても、決して失わずに誰もが持っているものがあります。 それが「選択」です。

「このまま泣いているの? それとも行動するの?」

学校でイジメに遭い、泣いて学校から帰ろうとしない娘に、解決のために立ち上がろうと激励する継母の言葉です。

置かれた立場で泣き続けることも選択できますが、その現状を受け止めて何かを起こすことも選択できます。

二人の実母と継母が、思い悩む娘にかける言葉は、わたしたちにも向けられているのかもしれません。