人生100年時代は人生設計の新しい見方

リンダ グラットン, アンドリュー スコット他の著書である「ライフ・シフト」を読みました

この本を手に取った目的は、「人生100年時代において、自分が老後をどのように生きるのがよいのか?」を考えるヒントをもらいたかったからです

私は、平均寿命+5才を想定して、ファイナンシャルプランと作っているのですが、65才から80才までの15年間がぼんやりとしていたので、それを明らかにしたかったのです

その結果、この本を読んで、継続して取り組まなければならないことと、決定的に足りていないところが分かったことは大きな収穫でした

人生100年時代が恐ろしい言葉となるとき

この本がベストセラーになって、世間でも「人生100年時代」という言葉を聞くようになりました

私のように、自分の老後のプランを見直すきっかけとして使っている分には害はないのですが、この言葉を労働力不足解消の答えという文脈で使うと、恐ろしい言葉となります

若い世代より蓄財があり、経済的にそれほど困っていない高齢者が、豊富な経験と知識を持って、労働市場になだれ込んだらどういうことになるでしょう

若い世代の労働の機会を奪うことになりかねません

なので、雇用側が「人生100年時代」という言葉を使うことに、私は抵抗を感じます