自分の人生の目標や使命を考えたことがありますか

仕事を通じて

  • 自分がどんな人生を送りたいか
  • 自分はどんな人間になりたいか

と自分の人生の目標とか使命を考えることは、実際にあまりないかもしれません

以前紹介した深澤直人さんが言うように、我々日本人は、他人が決めた枠組みの中に入ることで幸せを感じるような人種だからかもしれません

幸せの測り方を知らない日本人への処方箋

ドコモでiモードを立ち上げた夏野さんも、ご自身のキャリアを回想することで、ご自身の人生の 目標と使命(彼はベクトルというキーワードを使っています)を語っています

これまでのキャリアを振り返ると、結局僕も、やってきたことのベクトルは、「テクノロジーを社会に実装すること」だったように思います。美しいコーディングとか、エンジニアとしての優秀性を追求するよりも、その技術を使って研究をどう進めるか、仕事をどう効率化するか、人々のライフスタイルをどう変えるか、ということに知恵を絞り、実践してきたように思います。

仕事のベクトルは定まってくる?:日経ビジネス電子版

だからといって、自分の人生の目標とか使命を考えずに、自分の人生の時間を無為に過ごすことはありません

歳を取れば取るほど、取れる選択肢が限られてくるからです

「あのときに、こうしておけば良かった」と後悔に埋もれた人生を過ごさないようにしましょう

自分の目標や使命を見つける方法

最近は、キャリアコンサルタントという国家資格も生まれており、働く人のキャリアを振り返るお手伝いをしてくれる専門家もいます

身の回りにいない人は、自分のキャリアを振り返ることで、自分の目標や使命を見つける方法を教えましょう

まず、これまでの仕事の経験の中で、「苦労した」「辛かった」「大変だった」けれど、振り返るととても良かったとか、遣り甲斐を感じたことを思い出します

この出来事は、いくつ上げても構いません

そして、その出来事が自分にとって、良かったと思える理由、遣り甲斐を感じたと思う理由を挙げてみます

挙げられたものを眺めてみると、その中に一つの特徴が見当たると思います

それは価値観、夢、使命のようなものです

価値観はネットで検索すると、色々なものがあげられます

  • 貢献
  • 経験
  • 学習 ・・・・などなど

その中で、自分にとってぴったりとくるものを選ぶとよいです

そこから、自分の人生の目標や使命を言葉にしてみましょう

それがあなたが求めているものです

その先にあるものは

夏野さんは、自分の目標や使命が定まるとどういういいことがあるかを語ってくれています

 自分のベクトルが定まってくると、そして社会の中で自分の役割が定まってくると、必然的に、やらなければいけないこと、自分が社会に貢献できることが明確になってきます。仕事の醍醐味はまさにここにあります。自らが社会に求められているという実感、自分が社会に貢献できているという実感は、お金では買えない喜びであり、誇りです。仕事人生というのはそれを実現するために走る道のりなのかもしれません。

仕事のベクトルは定まってくる?:日経ビジネス電子版