人と人のつながりには2種類があるという話をご紹介します

 情緒的つながりは、自分に対する受容や共感がベース。家族や親友など、喜びや悲しみを分かち合ったり、何か悩み事があるときに親身になって相談に乗ってもらったりするようなつながりを指す。

 手段的つながりになると、もう少しドライな、トラブル対処や手助けなどの関係だ。普段、ちょっとしたお願いを聞いてもらったり、身辺の問題を一緒に解決してもらったりするようなつながりである。

本書にある調査データによれば、情緒的手段的の両方のつながりが多い人は、もっとも幸福を感じている。さらに、「情緒的つながりが多く、手段的つながりが少ない人」と「情緒的つながりが少なく、手段的つながりが多い人」を比べると、前者の方が幸福度が高い。

 これは、情緒的つながりの方が、手段的つながりよりも幸福度への影響が大きいことを示している。

50代前半で貪欲に「つながり」を広げるメリットとは

職場の中が殺伐として、幸福感を得ることができないようでしたら、この情緒的つながりを職場の中で作ることがヒントになるかもしれませんね