ハーバード・ビジネス・レビューの指摘

ハーバード・ビジネス・レビューに「生産性にこだわりすぎると創造性を殺してしまう」と書いてありました

その通りだと思います

以下の引用します

ビジネスパーソンは生産性のとりこだ。集中力を研ぎ澄まし、時間内で「やることリスト」を一つでも多く消化する方法を模索している。ただし、それによって失われるものがある。創造性だ。筆者は、創造性と生産性は対極の状態から生まれるものだと指摘し、生産性の追求が度を越すと創造性を殺してしまうと警鐘を鳴らす。

生産性にこだわりすぎると創造性を殺してしまう 最高のアイデアは「何もしないこと」から生まれる | HBR.org翻訳リーダーシップ記事|DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー

これは多くの人が経験していることではないでしょうか

生産性を追求してアウトプットを増大させることは否定しません

達成感もありますし

しかし、度が過ぎると、思考停止となり、創造的なものを生みません

生産性の追求は連続の延長上にあるのに対し、イノベーションは非連続のところに生まれると思うのです

私の経験上でも、アイデアが閃くときは、湯船につかっているときとか、ジョギングをしているのように脱集中モードになっているときです

そういうときにポッと生まれるのですよね

上記の記事でも「アイデアを生むために1日6回シャワーを浴びる」という話しが引用されています

それではアイデアを生むために必要なスキルは何かというと、この記事では

創造のスキルとは、よく知っているアイデアとアイデアの間に新しいつながりを見つける能力であり、「(新しい)関連性に気がつく能力」だ。

生産性にこだわりすぎると創造性を殺してしまう 最高のアイデアは「何もしないこと」から生まれる | HBR.org翻訳リーダーシップ記事|DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー

といっています

Neue Kombinationen(新結合)

この記事を読んで思い出しことが、松下電器産業(現パナソニック)の副社長だった水野博之さんの言葉「Neue Kombinationen」です

2009年と少し古い記事になりますが引用します

イノベーションの基本概念である「Neue Kombinationen」(日本語訳は「新結合」だが水野氏はあえてドイツ語を使った)という原点に帰れば,天から何か新しいアイデアが降ってくるわけではなくて,現在あるものの中から組み合わせて結びつけることで新しいものを生み出すことにある

イノベーションを阻むもの | 日経クロステック(xTECH)

多少関係のないことであっても色々な情報を頭の中に詰め込んだあと、脱集中モードの中に自分を置いて、新しい関係性が閃くのを待つ時間も大切だと思います