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ナンバ走りをひと月続けてみました

右足を前に出すときには、右半身を上に動かす動きをします

それは以下の動画で、矢野先生が説明しています

私もこの動画をみてナンバ走りを試してみました

矢野先生は右半身と左半身を交互に上下動させるときに胸骨を上下に動かす動作をしていましたので、私も胸骨に意識して走るようにしました

ところが、先日桐朋高校バスケ部の紹介動画の中で、そこの生徒が肩甲骨をグリグリと動かしているのを見て、胸骨より肩甲骨の上下動を意識した方が良いと気づき、早速それを試して走るようにしました

すると以下の気づきがありました

  1. 下半身との連携が強くなる
  2. 呼吸が楽になる

下半身との連携が強くなる

肩甲骨は普段の生活の中で動かすことはありません

なのでかなり意識しないと動かすことができないのですが、胸骨を意識して動かすより肩甲骨を意識する方がおなじ側にある骨盤が強く引っ張られることがわかりました

骨盤が引っ張られると、自然に足が前に出るだけでなく、引っ張られる強さに応じてストライドが広がります

これにより足だけでなく、上半身を含めた走り方ができるようになるのです

疲れてくると、ついつい足だけで走るようになってしまいますが、そのようなときに肩甲骨と骨盤の連動を意識するようになるとフォームが矯正され、楽に走れるようになります

呼吸が楽になる

胸骨の上下動を意識していると次第に上半身が前屈みになってしまいますが、肩甲骨の意識に切り替えると胸を張ったままの姿勢を維持することができます

胸を張ると肺が広がるので、その分呼吸が楽になります

ナンバでない走り方(足と反対側の手を出す現代の走り方)では、どちらか片方の腕が前に出ているので、肺を大きく広げることができませんが、ナンバ走りは上半身が常に真正面を向いて鳩胸のように胸を開けるため、大きく呼吸をすることができます

走っているときに時折これを意識して大きく呼吸をすると走りが楽になります

また肩甲骨を左右交互に上下動させると呼吸を意識しなくても肺が動かされて、空気が吸い込まれます

肩甲骨を動かすことで、足が前にでて、呼吸もできるというメリットを得ることができるのです

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