「私は愛されているか?」と悩むことの多い人は、「愛する人」を目指しては如何でしょうか?

「私は愛されているか?」という問いかけは、相手との人間関係の満足度を問う質問です。

「愛されている」とは、愛情を持った態度で自分に接してもらうことだと思います。それは、相手の方から自分に向けて「してもらう」こと。

「してもらう」欲は、物欲や金欲と同じ様に際限がなく、自分の思ったように満足を得にくいものです。

そこで、「愛されているか?」と思い悩むのであるなら、逆にあなたが愛する側に回ってみたらどうでしょうか。

人は、「してあげる」ことで得られる相手の笑顔に満足するものです。子供、配偶者、自分の近しき人たちに愛情を持って「してあげる」ことで満足感を得ましょう。

このときに心得ておかなければならないことがあります。

この「愛する」行為に見返りを求めては行けません。

これは利己的な考え方です。無償の「してあげる」が、真に利己的なものと切り離されたものとなります。

見返りからは満足感は得られません。

これは結局、「してもらう」欲と同じことになってしまうからです。

もっと言うなら、「してあげる」ことが、たとえ相手の気に入らないことになったとしても、そのことに執着してはいけません。

これも利己的な考えです。

利己的な自分では、満足は得られません。