man climbing on rock mountain
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東芝の不正会計問題の元凶が「チャレンジ(経営者による無理な目標達成要求)だった」と聞いたら、土光さんも悲しむでしょう

義父の遺品の中から土光敏夫さんの「私の履歴書」を見つけ、読んでみました。 昭和58年に出版された古い本です。 タイトル通り著者の生い立ちから経済界での活躍が綴られた自伝です この40年近い前の本から面白いキーワードを発見をしました。 それは「チャレンジ・レスポンス」です。 東芝のチャレンジ 土光さんは...
2022/10/18(火)
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「娯楽は楽しいけど仕事は楽しくありません」:そんな人にも仕事を娯楽のように楽しくする働楽術を教えます

旅行、映画、コンサート・・・、娯楽って楽しいですよね でも「娯楽は楽しいけれど、仕事や日常生活は楽しくない」と感じることってありますよね その理由を考えたことありますか? 「そんなこと、当たり前じゃないか。そういうものなんだから」って言われそうですが、ここではその当たり前の理由を改めて考えてみたいと思...
2021/10/17(日)1
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Z世代を巻き込む働き方改革はモリモリ、ワクワク、ノリノリ

組織風土改革には、ジェネレーションギャップから生まれるコミュニケーション、人間関係、仕事への向き合い方などの課題の克服を求められることがあります そのためには、各々の世代に属する人々に共通してみられる心理状態、すなわち社会心理を正確に捉えることが必要となるでしょう Z世代と呼ばれている世代が職場に入っ...
2021/4/26(月)
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官僚の皆さんが楽しく働けるような組織風土になって欲しいと思います

人事院の発表によると、2021年度採用試験で中央省庁の幹部候補となる総合職の申し込み者は前年度と比較して14.5%も減少したそうです 減少は5年続きで減少率は最大だそうです 霞ヶ関の組織風土に何が起きているのか 霞が関の働く環境に何か変化が起きているのでしょうか それは民間企業の組織風土と異なるものな...
2021/4/25(日)
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職場の雰囲気はルビンの壺で変えられます

「うちの組織の社員は言われたことしかやらないんだよね。おたくの組織のように何事にも積極的に取り組んでくれる社員が羨ましいよ」 と話しているB部長は営業からの指示に従って、自社の製品とサービスの見積作成を業務とする営業支援部の部長さんです B部長は、自分の部下たちが言われたことしかやらず、営業から渡され...
2021/4/23(金)
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「なあなあ」に慣れている日本人は多様性の実践に難しい:「なあなあ」ですまさずに、まずは「自分らしく」してみよう(2)

(前回よりつづく) 「なあなあ」は多様性の実践が難しい 話し合いの場で何となく「なあなあ」で物事をすませてしまう我々日本人は、多様性であろうということが非常に難しいのではないかと思うのです 「郷に入っては郷に従え」 「長いものには巻かれろ」 というのは、自分の意見や主張や大切にしている価値観を放棄する...
2021/3/10(水)1
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「なあなあ」に慣れている日本人は多様性の実践に難しい:「なあなあ」ですまさずに、まずは「自分らしく」してみよう(1)

「なあなあ」で済ませる日本人 日本人は、話し合いの場で何となく「なあなあ」で物事をすませてしまうところがあります 言いたいことも言わずに「まぁ、いいか」で誤魔化してしまうところです 「あんまり細かいことを言うと面倒くさがられるし」と思うと、「まぁ、いいか」という態度をとってしまい、何も言わずにいるとこ...
2021/3/09(火)1
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意味を見直すということは、人々の行動を変えるきっかけになるのです:なぜニューヨーカーはコロナ禍にあるレストランを救うために立ち上がったか(2)

(前回のつづき) 意味を見直すことで行動が変わる コロナ禍の飲食業の惨状をニュースで聞いたりすると、 「あのレストランも大変だろうなあ。店を閉めちゃうのかな。」 と感じる事があっても、どこか他人事のように捉えてしまうのが普通ではないでしょうか 私もその一人です ところが、上記のように、 「あのレストラ...
2021/2/28(日)1
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意味を見直すということは、人々の行動を変えるきっかけになるのです:なぜニューヨーカーはコロナ禍にあるレストランを救うために立ち上がったか(1)

コロナ禍のレストランを救え アメリカではワクチンの接種も広がり、明るい話題となっています しかし、ニューヨークのレストランへ出足は元通りになっていないようで、苦しい経営状況が続いているそうです このような状況にあるレストランを救う活動として、宅配コース料理のサブスクリプションサービスがテレビで紹介され...
2021/2/27(土)
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5.社員に一方的な自律を求めるのは、NYでゴミ拾いをさせるようなものです:社員に求める前に組織風土作りを

急速な都市化によりゴミ処理能力が追いつかず、街中にゴミが散乱していた昭和30年代の東京は、「綺麗な東京でオリンピックを迎えよう」という東京都民の価値基準の共有と、「自分たちの街は自分たちで綺麗にする」という自律的な行動と、ニューヨーク式のゴミ回収システムによって、クリーンな東京に生まれ変わったことを前...
2021/2/18(木)1
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4.社員に一方的な自律を求めるのは、NYでゴミ拾いをさせるようなものです:昭和の街を切れにした東京オリンピック

現在の東京は「クリーンな都市」のイメージがありますが、昭和30年代までは現在のニューヨークと同じようなゴミ事情でした ここでは、昭和の美化運動をご紹介して、そこから働きやすい環境作りのヒントを学びます 東京をクリーンな街へ 昭和30年代のゴミ事情の実際はどうだったのでしょうか ネットで調べてみました ...
2021/2/17(水)2
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3.社員に一方的な自律を求めるのは、NYでゴミ拾いをさせるようなものです:NYのゴミ事情

自律的な社員が企業競争力の源泉となるということを前回お話ししましたが、社員がいくら自律的で取り組んでも、働く環境がそれを阻害するようではいけません 自律性を阻害するような環境で働かせるということは、いきなりニューヨークに放り出して、街中に散らかっているゴミを一人でゴミ拾いをさせるようなものだと、私は思...
2021/2/16(火)2
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2.社員に一方的な自律を求めるのは、NYでゴミ拾いをさせるようなものです:自律性のある社員とは何か

前回は、会社が自律的な社員を求めるようになった背景についてお話ししました ここでは、その自律的な社員とは一体何かについてお話しします 自律的な社員 自律とは何でしょうか 大辞林には以下のように書かれています 他からの支配や助力を受けず,自分の行動を自分の立てた規律に従って正しく規制すること(大辞林) ...
2021/2/15(月)2
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1.社員に一方的な自律を求めるのは、NYでゴミ拾いをさせるようなものです:自律性を求めがたる会社

先の見通せない世の中になり、社員に自律や主体性を求める声が大きくなってきました 会社も昔のように時間をかけて社員を教育する余裕もなくなったのか、社員へ「後は自分で考えろ」と一方的に求めているだけのように見えます 社員に求める前に自律性を育む環境作りの方が大切だと思います 「この街を綺麗にするんだ」と思...
2021/2/14(日)1
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「存在の問い」は、手に負えない課題をブレイクスルーできるか?

私たちは、職場やプライベートにおいて様々な課題に出会います 中にはどうしようもない難題があったりします 色々な人が解決しようとしたけれど、どれも効果がいまいち 焼け石に水のような対策しか打てない その課題の当事者たちも諦めて、課題を受け入れてしまっている 佐伯啓思さんの著書「20世紀とは何だったのか」...
2020/10/17(土)
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宇沢弘文先生の「ゆたかな社会」の実現を目指す立憲民主党

アイキャッチ画像:pixabay.com 旧立憲民主党と旧国民民主党が解党し、その大半が枝野幸男氏が率いる新しい立憲民主党として再結集したそうですね 新しい立憲民主党といっても、政党名も党首も変わらないので、正直言って私はほとんど関心がありませんでした ニュースでも取り上げられていましたが、管政権誕生...
2020/9/28(月)
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暗黙の協調はどうやってチームの中で育つのか

こちらの記事でチームワークのモデルを紹介しました 実際のチームワーク活動を例にとって、このモデルの理解を深めていきたいと思います 大型船の航行ナビゲーション・チーム 山口裕幸さん著書「チームワークの心理学」にて、大型船の航行ナビゲーション・チームの例が紹介されていました このチームは、船の包囲を測定す...
2020/8/01(土)
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チームメンバーの共有メンタルモデルは万能だろうか

チームで活動するとき、メンバー同士は何かしらの知識やルールを共有するものと思います 山口裕幸さんの著書「チームワークの心理学」に、共通メンタルモデルというのが紹介されていました この共通メンタルモデルを使うと、メンバーの間で共有されているものが分かりそうなので、ご紹介します 共有メンタルモデルとは メ...
2020/7/31(金)