カイゼン

個人の認識から組織の認識へ

全員面談の意見の多くは、「個人が認識した業務上の課題」です

この「個人が認識した」というところがポイントです

これには2つの見方ができます

一つは、その課題は、その人の視点で語られていることであり、その課題を他の視点から見ることもできるということです

もう一つは、個人の認識でとどまっており、組織として認識されていないということです

それであるなら、社員ひとり一人があげた業務の課題を、その社員の問題として放置するのではなく、まずは組織の中で語りあって、共有し、組織の業務課題として認識することから始めます

そして、カイゼンのサイクルを回します

社員に約束すること

これを始めるに当たって、社員に二つのことを約束します

一つは、社員が取り上げた課題は必ず見える化し、会社の問題として認識していることを示すこと

もう一つは、その組織で解決できないと判断した課題はエスカレーションする権利が与えられていると宣言することです

社員の自分ごと化と会社との信頼関係の改善

組織に取り上げて、異なる社員からその課題を見ることによって、解決できることもあるかもしれないし、できないこともあるかもしれません

この二つの約束によって、自分たちでも課題解決に立ち向かうけど、会社も見過ごすことはしないという姿勢を見せて、社員の自分ごと化と会社との信頼関係の改善を行います

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