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6. 風土改革に必要な専門知識:パーソナリティ理論が組織風土改革に必要な理由を教えます(4)中高齢者、引退

前回にひきつづき、パーソナリティ理論の知識が組織風土改革に必要な理由についてご説明します 中高齢者、引退 人は成長をします 成長には身体的な成長だけでなく、ものの考え方や行動の成長も含まれます 心理学では、一生を通じて人に起きる行動変化のプロセスを発達と呼びます 発達には色々な研究がありますが、成人に...
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雇用延長者の苦しみ:執着する心があるから苦しむのですから、執着するのは辞めて楽な気分で働きましょう~釈迦の教えから~(2)

(前回からのつづき) 雇用延長者が同じ職場でこれまでと同様の仕事を続けるとなると、給与は減らされているのに、「正社員だった頃と同じように、いつまで仕事の責任を負わないといけないのか」という苦しみが生まれます 釈迦の教え 釈迦がある村に逗留したときに、村人から「屋根の雨漏りをどうやって直したらいいのか」...
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雇用延長者の苦しみ:執着する心があるから苦しむのですから、執着するのは辞めて楽な気分で働きましょう~釈迦の教えから~(1)

雇用延長制度の無慈悲な使われ方 定年後に雇用延長制度を使って、定年前の会社に残って働く方もいると思います こういう人たちは、ほとんど定年前の職場で継続して働くのが一般的ではないでしょうか そうなると今までやっていた仕事をそのまま継続するということになるでしょう しかし、これは無慈悲な事だと言わざるを得...
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3. 風土改革に必要な専門知識:モチベーション理論が組織風土改革に必要な理由を教えます(3)生き甲斐

前回にひきつづき、モチベーション理論の知識が組織風土改革に必要な理由についてご説明します 生き甲斐 働き現場で使われる「遣り甲斐」という言葉と比較すると、「生き甲斐」はもう少し範囲が広いと思います 生きるに値するだけの価値。生きていることの喜びや幸福感。(大辞林) 遣り甲斐が働くという行動に対する価値...
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自分の生き甲斐が世の中に役に立っていると実感している「生涯現役」という幸せな生き方を目指しましょうよ

生涯現役という幸せな生き方 「人生百年時代で人生設計が問われている今、身の処し方について考える」という中高齢者の読者を想定した特集記事が東京新聞に掲載されてました(2021/2/8朝刊) そこで日本生涯現役推進協議会代表の東滝邦次さんのお話がありました 東滝さんの「生涯現役」の定義によると「自分の生き...
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見えざる力からの自由3:ポジション取りゲームに負けてしまった人がするべきこと

前回は、我々の見えざる力で動かされているポジション取りゲームが近代に起きていることと、それを守ろうとする人たちについてお話ししました ここでは、ポジション取りゲームに負けてしまった人はどうすればいいのかについてお話しします ポジション取りゲームが欠くもの 哲学者の内山節さんは、ポジション取りゲームが欠...
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様々な信頼関係を職場に持ち込めば楽しく働けそうです

「55歳からのハローライフ」 村上龍さんの「55歳からのハローライフ」を読みました 本作品は5編からなるオムニバスです 主人公はいずれも中高齢者で、人生の再出発に直面した彼らの姿が描かれています また村上さん自身があとがきで記していますが、主人公がそれまでの人生で築いてきた「信頼関係」についても描かれ...
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変身資産を貯えて未来に備えましょう(2)

昨日は、リンダ・グラットンの「ライフ・シフト」で紹介されていた変身資産について紹介しました 変身資産には、①自分についての知識、②多様性に富んだネットワーク、③新しい経験に対して開かれた姿勢、の3つが必要であることをお話ししました 昨日は②についてお話ししましたが、今日は残りの二つについて取り上げます...
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変身資産を貯えて未来に備えましょう(1)

十年以上前のことです まだ40代で働き盛りの同僚が会社を辞めました 中小企業診断士を持っていた彼は、転職ではなく、独立しました 同僚に言われたこと その同僚が辞める前に私に言ったことが今でも忘れません うちの会社の社員を評してこう言ったのです うちの会社の人って、プライベートで勉強しないよね プライベ...
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社員の引き際と社長の引き際を考える

ある研修会社の社長との会食で 先日、ある研修会社の経営者であるKさんと二人で呑みに行きました 数年ぶりなので、お互いの近況について紹介し合いました 私が役職定年になり現役を退いたことを話したら、そのKさんから「プロマネを続けたいと思わないのですか」と尋ねられました この質問に対して、私は会社の仕組みと...
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(中高齢者限定)社内隠居の勧め(3)

(1)では、役職定年や雇用延長などで第一線を退いた中高齢者は、その現状を受け入れられないと会社の中で楽しく働けないことに触れました (2)では、楽しく働けない背景に地位財の喪失があり、それを克服する道として非地位財に着目することを提案しました 引き続き、このような働く人たちを対象にして、そういう方でも...
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(中高齢者限定)社内隠居の勧め(2)

前回、役職定年や雇用延長などで第一線を退いた中高齢者は、その現状を受け入れられないと会社の中で楽しく働けないことに触れました 引き続き、このような働く人たちを対象にして、そういう方でも会社で楽しく働くことを考えてみたいと思います 地位財と非地位財 経済学者のロバート・フランクは、他者との比較によって価...
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(中高齢者限定)社内隠居の勧め(1)

ここでは、役職定年や雇用延長などで第一線を退いた中高齢者の働く人を対象にして、そういう方でも会社で楽しく働くことを考えてみたいと思います 役職定年や定年を迎えて 役職定年になることでポストから外され、権限と責任もなくなり、社員としていかに身を処するべきか悩みが多いことと思います 定年も役職定年と同じこ...
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給与だけでは働く意欲を出せない

働く意欲に関わる話しです 先日、YさんとUさんの二人の話を聞きました ある役職定年者の話し Yさんの職場には役職定年(役定)になった中高齢者の社員Xさんがいます Yさんが抱えている問題は、Xさんが「(役定になって)給与を下げられたのに、今まで同じように働けない」と言って、Yさんの期待通りに仕事をしてく...
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感情のコントロールができなくなったという人はスマホを手放した方がいいみたい

感情のコントロールができなくなった 「最近、些細なことでも怒りっぽくなった」 「以前に比べるとモチベーションが下がった気がする」 そのようなことを感じているようでしたら、スマホを疑ってみると良いかもしれません 脳科学が教えるスマホと感情コントロールの関係 スマホを頻繁に利用する人ほど、感情のコントロー...
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役職定年者への向き合い方

ある役職定年者の悩み 先日、職場にいる役職定年者の悩みを聞きました 彼は、役職定年と職場の異動が同じタイミングで、新しい職場に異動してから半年が経ったそうです 新しい職場では、未経験のスタッフ業務を担当することになり、仕事に慣れるのに時間がかかったそうです それでも、持ち前の几帳面さで、引き継ぎの時に...
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(50代限定)人生は2周目からですよ

私は会社で最後まで上り詰めることができなかった集団の中にいます そのことが徐々に分かり始めたときは、他人の評価から外された感じがして、気分の良いものではありませんでしたが、今となっては、その評価の「物差し」から解放されたんだという気持ちが芽生え、大分楽になりました 未だ上り詰めている人とは処遇の差はあ...