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「なあなあ」で済ませる日本人

日本人は、話し合いの場で何となく「なあなあ」で物事をすませてしまうところがあります

言いたいことも言わずに「まぁ、いいか」で誤魔化してしまうところです

「あんまり細かいことを言うと面倒くさがられるし」と思うと、「まぁ、いいか」という態度をとってしまい、何も言わずにいるところです

プライベートに限らず、仕事の場面でも結構あるのではないでしょうか

私はこのような空気を感じることがよくあります

この「なあなあ」ですませるところは、一見、寛容であるかのように見えるのですが、本当にそうでしょうか

「あの時は何も言わなかったくせに、今さら何言っているんだ!」と感じるようなことがないでしょうか

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「深く付き合う」というより、「浅くさっぱり」

日本人のように同質性の高い民族は面と向かって議論することが苦手だと思います

「郷に入っては郷に従え」

「長いものには巻かれろ」

という諺があるように、あまり細かいことは考えずに、周りに従っているのが良いと教えられます

この態度が同調圧力に対する感度を高めることになります

「空気を読め」とか言われて・・・

島国であることもあり、極端に異なる生活習慣や異なる思想を持った集団に接する機会もなかったことから、このような「なあなあ」の処世術が通用するようになったのでしょう

なので、「深く付き合う」というより、「浅くさっぱり」とか、「争いは極力避ける」となります

一見、寛容に見える「なあなあ」は、日本人同士だけでなく外国人にも対する態度にも現れます

そして、日本人だったら見過ごせないようなことをであっても、外国人だと「まっ、いいか」と思って手を差し伸べてしまいます

当の外国人からしてみると「日本人は親切だ」という全く逆の印象を持ち、それを知った日本人も悦に入ってしまいます

しかし、外国人が隣に住むような状況になると、態度が変わります

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実際にあった話なのですが、うちの近所で大学の留学生用の寮が建設する計画が持ち上がったことがありました

近隣の住人を対象とした建設計画説明会に参加してみると、外国人が近所に住むことに不安を述べている住人が結構いました

一見の外国人と隣人の外国人では態度が変わるのです

外国人と共存する社会に慣れていないことが関係しているのでしょう

このようにお互いを深くわかり合うことを避ける「なあなあ」が当たり前の日本人は、多様性であろうということが非常に難しいのではないかと思うのです(つづく)