勤め先で在宅勤務が始まった。

今は試行段階。一部の希望者だけが始めている。

私は在宅勤務ができないと思っている。平日の生活のリズムが壊れそうだからだ。

私にとって、規則的な生活のリズムを刻むことが健康維持のために必要だと思っている。決まった時間に起きて、同じ時間の電車に乗り、ウォーキング・フィットネスを兼ねて同じ通勤路を歩き、同じ時間に会社に着く。この日々の習慣が、体重コントロール、筋力維持、腰痛対策に役立っていると思っている。

在宅勤務を思考している同僚に、そんなことを話してみた。そうしたら彼の返事はこうだ。

「在宅勤務も同じことですよ。同じようにルーチンを作ればいいのです。決まった時間に起きて、ウォーキングをして、朝食を食べて、新聞を読み、仕事に入る」

なるほどそうですね。「在宅」という言葉からのイメージが、「自由な」「気兼ねない」という連想を与え、生活のリズムが崩れると勝手に思い込んでいたようです。