iPhone Xのエッジに映る赤いLEDを眺めていたら、遠い昔に見たパイロットの赤インクを思い出した。

中学生の頃だと思う。入学祝いにもらった万年筆から始めて万年筆を使うようになった。ずっとBlueBlackを使っていたのだが、ある時パイロットの赤インクを買ってみた。

自分で買ったステンレスのペン先をもつ万年筆に赤インクを入れて、初めて書いてみた。

多分学校のノート書きだったとも思う。細字のペン先で細かい字をたくさん書いた。淡い色の赤が綺麗に並んで、とても美しかった。

40年以上の前のことだが、赤いLEDを見て、そんなことを思い出した。

ノスタルジックな気持ちとは、こういうものなのだろう。とても心が安らぐひと時だ。