エンゲージメントの3要素
私の職場の課題は「エンゲージメント向上」ですが、具体的にはどのような症状があるのでしょうか
エンゲージメントの高さを調べる方法に次のようなものがあります
SAY 自社で働くことを、他人に前向きに説明する姿勢があるか、ないか?
STAY 前向きに働くために自社に留まりたいか、そうではないか?
STRIVE 自社の発展のために努力したいか、そうではないか?
クレドインスティテュート株式会社
私の会社で行っている従業員満足度調査でも、この3つの要素毎のポイントが示されます
この中で特に悪いのが、STRIVEでした
そこで、私たちはSTRIVEを改善ポイントにしたのです
STRIVEを上げれば、残りの2つも必然的にあがると考えました
1on1ミーティングでわかった大切なこと
元の開発センターの組織風土改革で1on1ミーティングを試行し、「1on1の奇跡」が起きたことは以前にお話ししました
対象となった社員に実施したアンケート調査で分かったことが
組織目標への社員の共感と社員のやりがいには強い相関がある
ということでした
「会社が決めた組織目標への貢献を前提に、自分は何をすればよいかを考えた上で仕事に取り組む」と、「仕事にやりがいを感じている」の間には相関があることが分かったのです
私は、ここにSTRIVE改善のポイントがあると仮説を置き、組織目標に社員を共感させるという秘策を思いついたのです
共感教育という秘策の誕生
「組織目標に共感をしてもらうようなマネジメントが必要だと思います」と課長に話したところ、「まったくその通りだね」という話になり、「共感教育をやりましょう」となりました
ここで共感教育という言葉が生まれました
そのあとセンター長に話す機会を与えてもらって、趣旨を話しをしたところ、「なるほどそうだね」と賛同してくれました
さらに、開発センターのキックオフ大会の施策の紹介の中で、自ら共感教育実施を宣言してくれました
共感教育というキーワードが公式なものになった瞬間です
共感教育は課長が名付け親ですが、私はこのようなうまいネーミングはできないなあと、今でも思っています