キックオフ大会で語られること
会社では期初に社員を集め、会社の目標を示すキックオフ大会を開くと思います
会社によっては、予算大会とか決起大会と呼ぶかもしれません
当社の場合ですと、全社のキックオフ大会を開き、続いて事業部、部と規模を変えて開催します
アジェンダはほぼ決まっており、前期の振り返りと今期の方針、重点施策、予算などを話します
30年以上同じ会社にいますが、変わることはなく、毎回、売上、利益などの数値目標が冒頭に置かれます
これが半年ごとに行われるので、当たり前のように受け入れていました
しかし、何度聞いても共感できないのですよね?
この数値目標というやつに・・・
社員の気持ち
「それは何でだろう?」と考えてみたのです
多くの社員からしてみると、次のような感情とひとり言しか浮かばないのですよね
事業が上手く行ってなかったり、やらされ感が蔓延していたり、マンネリ化していると尚更だと思います
ここに上げられた感情は、すべてネガティブなんですね
誰向けのメッセージか
それでは、ポジティブな感情であったら、どのようになっているのでしょう?
数値目標を示されて、このような感情が生まれる人って、どういう人なのか?
真っ先に思いつくのは株主なんですよね
そうなのです
会社の外側にいて、うちの会社を見ている人なんです
すると私は思ってしまう
うちの会社の幹部は、会社の外側にいる人と同じメッセージを社員に向けて言うしかできないのか・・・と
社員に訴えかけること
幹部は社員の感情を上手く支配できなければならないのです
ネガティブではなく、ポジティブな感情で満たすような支配です
「力に溢れる」、「元気」な強気と、「うれしい」、「満たされている」という幸せな感情で満たされるように
キックオフ大会では、そうなるような訴えを社員にすべきです
それは数値目標ではありません
社員にポジティブな感情を抱かせるようになれば、仕事のモチベーションが上がり、その結果として数値目標を達成できるようになるでしょう
順番が逆なのです
社員にモチベーションを下げるようなプレゼンテーションをして、どうするつもりなのでしょうか