映画「ウインド・リバー」を見ました

ジェレミー・レナー演じる主人公コリーから、男の強さを教えられました

娘を殺された親友マーティンを慰めるシーン

コリーは、娘ナタリーを殺された親友マーティンを慰めます

それ(娘を失ったこと)を受け入れて苦しむ覚悟があれば、心の中で娘と会えることを思い出せる

娘がくれた愛や、娘がくれた喜びを

大事なことは苦しみから逃げないことだ

逃げると失うことになるぞ

娘との思い出をひとつ残らず

歩いたときから、最後の笑顔まで、すべて消える

苦しみを受け入れろ

いいな、受け入れろ

それで娘と生きられる

映画「ウインド・リバー」

コリーは、ナタリーと親友だった娘を亡くしています

それだけに、マーティンへの慰めは重みがあります

おそらく、彼も娘の死を受け入れるのに大変は努力をしたのでしょう

それでも受け入れたことで、今は娘と生きることができたのです

ナタリーの兄チップへの言葉

ワイオミング州は冬になると雪で埋もれ、若者にとって楽しむものは何もありません

ナタリーの兄チップは、ドラッグの売人に落ちぶれてしまいました

彼はそれをワイオミング州の土地のせいにしています

幼い頃からのチップを知っているコリーは、彼をたしなめます

チップ:俺はむかついている。世界中と闘いたい。これがどんな気持ちか分かるか?

コリー:分かる。でも俺は気持ちと闘うと決めた

映画「ウインド・リバー」

かっこいいですね

コリーは、チップが抱いている気持ちもよく分かっているのです

彼もワイオミングの住人ですから

恐らく、彼も若い頃は彼と同じ気持ちを抱いていたのでしょう

与えられた環境に嘆く気持ちです

しかし、そんな気持ちを持って生きるより、その気持ちが起きない様に、その気持ちと闘うことの方がよいことに気づいたのでしょう

強い男ととは

「自分の方が強いんだ」と周りに自分の強さを見せつける男
最愛の人を失った苦しみや、辛い環境で生きていく苦しみに打ち勝とうと生きていく男

この2種類の男のうち、どちらがホンモノの強い男であるか?

後者のホンモノの男・・・それがコリーなのです

そんなことを教えてくれる映画でした

ジェレミー・レナーが、そのホンモノの男を良い感じで演じています

ご覧下さい