前回は、傾聴サロンの内容とその開催目的についてお話ししました
今回は具体的な進め方についてお話しします
進め方
傾聴サロンを行う会場に出席者が集まったら、以下の手順で進行します
- テーマを確認する
- グループ分けを行う。1グループは3人で、話し手、聴き手、観察者の役割を持つ。観察者は聴き手の4つの傾聴技法の良し悪しを観察し、ふりかえり時に聴き手へフィードバックする
- グループの中で役割を決める
- 傾聴を行う
- ふりかえりを行う。最初に聴き手が自分の傾聴の良し悪しを振り返る。次に、観察者が観察した結果をフィードバックする。最後に話し手が感想を述べる
- 役割を交替し、傾聴を繰り返す。
- 全員の傾聴が終わったら、ふりかえりシートを記入し、主催者に提出する
出席者の全員が、傾聴技法を習熟している場合は、観察者によるフィードバックは不要です
しかし、「職場の言える化ができていない」と行った理由で傾聴サロンを始めるケースでは、傾聴技法を学ぶことも目的のひとつにあるので、観察者の役割を入れた方が良いでしょう
テーマの例
会社で傾聴サロンを行うときは、仕事に関係する話を入れると話しやすいと思います
- 期初にあたって
- 今期をふりかえって
- 5年後の自分の姿
- 自分の仕事を新人に説明するとしたら
仕事のことばかりでは堅苦しいという場合は、以下のようなテーマでも良いでしょう
- 私の得意なこと
- 最近、始めたこと
- 今年の漢字
次回は、この傾聴サロンが私の職場で使われるようになった生い立ちについてお話しします