家族がiPhone 12 Proを購入しました
新色のパシフィックブルーです
予約販売していたiPhone 12 Proが販売初日に届き、古いiPhoneから設定の引継ぎをおこないました
その最中に、ホーム・Wi-Fiネットワークへの接続設定を行っていたら、繋がらなくなるトラブルが発生しました
今日はその顛末についてお話しします
トラブル内容
我が家のWi-FiルーターはMACアドレスでフィルタリングしています
この機能はルーターに接続するコンピュータやスマホのMACアドレスを予めルーターに登録しておかないと、ルーターに接続することができないというものです
新しいiPhoneのMACアドレスは設定が完了しないと調べることができないので、古いiPhoneから設定の引継ぎを行うために、一旦フィルタリングを解除します
新しいiPhoneの設定が完了したら、設定アプリを開いて、MACアドレスを調べ、ルーターに登録しました
すると、今までWi-Fiネットワークに繋がっていたiPhoneが繋がらなくなりました
初めは、MACアドレスを間違って登録したのかと思って、ルーターの設定を見直しましたが、間違いはありません
ネットワーク接続のパスワードの打ち間違いでもありません
それだけでなく、同じWi-Fiネットワークに繋いでいた他のiPhone2台も繋がらなくなりました
ルーター設定を書き換えたのがきっかけで、ルーターが故障したのかと思い、再起動したのですが、状況は変わりませんでした
新しいプライベート機能が原因?
Wi-Fiネットワークが使えなくなると本当に不便です
電気、水道、ガスと同じライフラインですね
「ルーターも買い換えないといけないかな」と沈鬱な気持ちになってきました
iPhoneの設定アプリからWi-Fiネットワークを削除したり、色々なことを試していたところ、「MACアドレスでフィルタリングしているときはプライベート・アドレスをオフにしてください」と言ったような内容のメッセージが表示されました
「プライベート・アドレスって何じゃ?」と思い、ネットで検索しました
するとアップルのページにiOS 14、iPadOS 14、watchOS 7で追加されたプライバシー機能だということが分かりました
最近のアップルは、プライバシー保護に関する様々な取り組みを行っているとは聞いていましたが、こんな機能が導入されているとは知りませんでした
確かにMACアドレスは唯一無二のアドレスなので、色々なWi-Fiネットワークに接続しているうちに自分がどこで接続していたのかということが推測されてしまいます
そんなプライバシーに関するリスクを低減させる機能が、このプライベート・アドレスにあるようです
このアップルが提供するプライベート・アドレスは、接続するWi-FiネットワークごとにMACアドレスに相当するネットワークアドレスを変えていくというもののようです
なるほど、そうすれば自分のトラッキング情報が追跡されずにすみます
解消できた!
しかしこれをやられてしまうと、ルーターのMACアドレスフィルタリングが機能しなくなります
なぜなら、接続の度にアドレスを変えられてしまうので、折角ルーターに登録した「このアドレスなら接続して良いよ」というアドレスと一致しなくなり、Wi-Fiネットワークに接続することができなくなります
この機能はどうもiOS 14、iPadOS 14、watchOS 7にアップグレードしたときに無条件で有効となっているようです
ルーターの設定を変えたことがきっかけで、この機能が有効となり、新しいiPhoneやこれまでWi-Fiネットワークに接続していたiPhoneが接続できなくなったのではないかということが分かりました
上記のアップルのページにプライベート・アドレスを無効にする方法が書かれています
これに従って、iPhoneの設定を変えたところ、無事にWi-Fiネットワークに接続することができました
しかし、こんな落とし穴があるとは知りませんでした
新しいiOS 14、iPadOS 14、watchOS 7がリリースしたときに、こんな落とし穴に気づく人が何人いるのでしょうか?
もっとも、MACアドレスフィルタリングなんかを使う人の方が少ないのでしょうから、あまり騒ぎにならないのかもしれません
それにしても、焦ってルータを新調しなくて良かったと思いました
一度はトラブルで焦りましたが、理由が分かって、今となっては楽しい出来事でした