前回は、MacとiPadの連係機能として、連係スケッチ、連係マークアップ、Sidecarについてお話ししました

連係スケッチは、良く使いそうな機能なので、早速使ってみようと思ったのですが、上手く接続できません

今回はそのトラブルシューティングについてお話しします

iPadと連係できない

ところが、私のiMacとiPadで連係スケッチをやってみようとすると、メニューからiPadを選択ができず、連係スケッチができません

このメニューではiPhone 12 miniは表示され、実際に連係スケッチもできるので、iPadの接続だけに問題があるようです

iPadを探すの設定が関係あるのかなと思い、iPadを探すをオンにしたのですが、解消されませんでした

自力では解決できそうに無いので、iPadのAppleCare+を使ってAppleサポートに問い合わせてみました

Apple サポートに助けてもらった

AppleCare+に入っていると、Appleサポートのアプリから、トピックを選び、目的の情報がなければ、問い合わせで電話を選んで、すぐに電話を選ぶと、Appleサポートが電話をかけてくれます

以前は、どこに電話をすればいいのかわかりづらかったのですが、最近はこの仕組みができるようになり、サポートが受けやすくなっています

国内のメーカーもAppleを見習って欲しいなあと思います

サポートを受けるときに、サポートの人と画面共有をします

今回は、MacとiPadの両方で画面共有をしました

Macは以前もやったことがあるのですが、iPadは今回初めて画面共有しました

こんなことができるんだと素直に感心しました

サポートの人から電話をもらって、どのようにトラブルーシューティングしたかを順を追ってお話しします

(1)対象モデルのデバイスであるか確認

連係スケッチが使えるMacとiPadを使っているかを確認されました

この対象モデルのデバイスであるかはAppleのWebページでも書かれています(こちら

私の所有しているMacとiPadはいずれも対象でした

また、OSの確認もされました

Mac に macOS Catalina を搭載し、iPadに iPadOS が搭載されている必要があります

これも私のデバイスは満たしていました

(2)2ファクタ認証

iCloudのログインに2ファクタ認証を使っている必要があり、これはiPadの設定アプリで確認を受けました

私はすでにこの認証方式を使っていました

(3)Bluetooth設定

連係スケッチでは、MacとiPadの間で、BluetoothとWifiの接続がされている必要があり、その設定がされているか確認されました

私のデバイスでは設定がされていました

(4)Wifi設定

Bluetoothの設定と同じようにWifiの設定も確認されました

これもBluetoothと同じようにWifi設定がされていましたので、問題ありません

ここまでサポートしてくれた方はiPadを担当されている人でしたが、この時点でiPadでできることはなくなったようで、Mac担当の人にエスカレーションをしてくれました

新しいサポートの方に電話を代わると、Wifiの設定について更なる確認をしたいとのことで、Wifiはどの周波数を使っているかを確認されました

私のWifiルーターは、2.6GHzと5GHzの2つのWifiを使っていますが、私のMacとiPadは同じ5GHzを使って接続しています

どうも、連係スケッチを使う場合は、同じWifiに接続する必要があるそうです

サポートの人は、私がこのレベルのWifi知識が無いと思ったのか、iPadの解析データから利用しているWifiの周波数を調べたようでした

そのために、設定アプリのプライベートから、iPad解析を共有をONにして、解析データを採取して欲しいと言われ、その内容を見ているようでした

(5)ネットワーク設定をリセット

ここまできても原因が掴めない状況でしたが、サポートの人は諦めずに問題解決に取り組んでいきます

偉いなあと思いながら、次の作業に移りました

今までは、設定内容の確認でしたので、MacとiPadの設定内容を変更するようなことはありませんでした

しかし、次の作業は設定を変えるものでした

それはiPadのネットワーク設定のリセットです

ここまで親身になってサポートしてくれたので、私は躊躇うことなく、サポートの方の提案を受け入れ、ネットワーク設定のリセットを行いました

これは、iPadの設定アプリの一般の中にあるリセットから行います

一旦リセットを行うと、Wifiの設定が消えてしまうので、再度自宅のWifiネットワークへの接続を行います

自宅では、こちらの記事にも描いている通り、Macアドレスフィルタリングを行っているので、プライベートアドレスはオフにして接続します

すると、なんとMacで連係スケッチのメニューにiPadが現れるようになりました

これには感激しました

思わずAppleのサポートの方に、ありがとうと叫んでしまいました

どうも、私のiPadは、何かの理由でネットワーク設定に不都合な状態が残っていたようで、そのことがMacとの接続を阻んでいたようでした

まとめ

以上のようなトラブルシューティングの手順を踏んで、最終的に連係スケッチが使えるようになりました

Apple Care+に入っておいてよかったなあと思います

私はiPadのApple Care+には入っていましたが、Macの方はすでにApple Care+の期限が切れていました

連係スケッチのような機能の場合、どちらのApple Care+を使って問い合わせができるのかわかりませんが、今回のサポートはiPadのApple Care+を使って対応が出来ました

新しい機能が提供されるようになると、色々と聞きたいことが出てきます

こういう時のためにApple Care+というのは安心だとつくづく思いました

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