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雇用延長制度の無慈悲な使われ方

定年後に雇用延長制度を使って、定年前の会社に残って働く方もいると思います

こういう人たちは、ほとんど定年前の職場で継続して働くのが一般的ではないでしょうか

そうなると今までやっていた仕事をそのまま継続するということになるでしょう

しかし、これは無慈悲な事だと言わざるを得ません

やることが同じなのにもかかわらず、給与が減るわけですから

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同一労働同一賃金という言葉があります

Wikipedia によれば、「国際労働機関(ILO)では、同原則をILO憲章の前文に挙げており、基本的人権の一つとされている。また世界人権宣言の第23条において「すべての人は、いかなる差別をも受けることなく、同等の勤労に対し、同等の報酬を受ける権利を有する」と規定されている」そうではないですか

これに反することとなると無慈悲と言わざるを得ません

雇用延長者の苦しみ

このような状況に置かれた雇用延長者の苦しみを考えてみましょう

定年を迎えた社員が雇用延長する場合は、非正規雇用の嘱託社員として労働契約を結ぶことになると思います

そのような雇用延長者は、自分が正社員だった頃の経験を元に「仕事を計画し、意思決定し、責任を取るのは正社員が行うべきもの」と考えるでしょう

しかし、雇用延長後も同じ仕事を続けるとなると、嘱託社員の立場で「仕事を計画し、意思決定をし、責任を取りたくない」という気持ちになると思います

給与も安くなりますし、立場も非正規雇用という不安定な立場にありますから当然でしょう

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すると、これまで一緒に仕事を行っていた正社員の同僚に対して、ルサンチマンが現れます

「なぜ彼らは自ら仕事に取り組まないのか」「自ら責任を負おうとしよう姿勢を見せないのか」

という気持ちになり、「給料の減っている私が、いつまで仕事に対して責任を負わないといけないのか」という苦しみが生まれます

このような雇用延長者の苦しみを取り除くにはどうしたらいいのでしょうか(つづく)

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