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「自分の職場でも組織風土改革をやってみたい」と思いになった貴方が職場のマネージャーの方でしたら、どのようなアプローチがあるでしょうか

ここでは職場のマネージャーが全社の組織風土改革に取り組むことを考えてみます

マネージャーは一国一城の主人です

風土改革をやってみたいという思いに至った理由は色々あると思います

というところでしょうか

  • 会社が行う社員意識調査やストレスチェックの結果から職場の課題に気付いた
  • 業務上の問題が発生し再発防止策を打っているが新たな問題が続出しており根本的な解決が必要である
  • 風土改革の事例を見て自分の組織にも適用してみたい
  • 組織のパフォーマンスが伸び悩んでいる

このような状況はマネージャーである貴方一人で解決できるものではありません

マネージメントの本質は「Getting things done through others(他者を通じて物事を成し遂げること)」にある訳ですから、自分の部下たちの協力なしでは解決のしようがないのです

しかし、貴方は会社から貴方の組織を運営するのに必要な権限を与えられた一国一城の主人なのですから、ご自身のの権限の中で自由にやることができるのです

なので思う存分にご自身の職場の組織風土改革をやってください

経験に頼らず専門家に頼ろう

組織風土改革を始めるにあたってはアセスメントが必要です

社員意識調査やストレスチェックと言った調査方法から、自分の職場の問題点を特定します

組織風土の現状を調査する方法はこちらにも紹介しているので参考にしてください

問題点がコミュニケーションによるものなのか、チームワークなのか、モチベーションに関わるものなのかなどなどが分かってくると思います

この時に注意すべきことは、この問題点の解決をご自身の経験に頼って解決するのではなく、専門家の支援をもらってほしいということです

組織風土改革には専門知識が必要となります

それは、産業・組織の心理学、モチベーション理論、コミュニケーション理論といったものです

このような理論に精通した専門家のセミナーに参加したり、専門トレーナーによる指導を受けることが、最も効果的な解決に結びつきます

全社の組織風土改革の発信源に

良い専門家に巡り合い、見事に貴方の職場の組織風土改革が成功すれば、きっと貴方の職場は周りの職場から見て輝いて見えることでしょう

貴方の部下が生き生きと楽しそうに仕事をしている姿を見て羨望の眼差しを向け、貴方と同じように組織風土改革をやりたいと思うかもしれません

風土改革の輪が広がり、最終的には会社全体の組織風土改革につながることもあるでしょう

貴方の職場がその活動の発信源となることを期待しています

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