台風14号が過ぎ去った後は、きっと眺望が良いだろうと思い、一度は訪れてみたいと思っていた丹沢の大山(おおやま)を登ってみました
台風の後だからでしょうか、風はやや強かったですが、期待通りの快晴で素晴らしい眺望を楽しむことができました
あまりにも素晴らしかったので、ここでお話ししたいと思います
アクセス
都心から公共機関を使って大山に向かうには、新宿駅から小田急線で伊勢原駅に向かい、そこから神奈川中央交通のバスで大山ケーブルカーのバス停に行きます
ケーブルカーを使わずに登ることもできますが、ケーブルカーを使うとさらに頂上が近くなります
ケーブルカーの乗車時間は6分で、20分おきに出発します(時刻表はこちら)
丹沢・大山フリーパスを使うと、小田急、神奈川中央交通、大山ケーブルの乗車料金をお得に節約できます(丹沢・大山フリーパスについてはこちら)
登山コース
大山山頂を目指すコースはいくつかあります
大山には阿夫利神社があるのですが、阿夫利神社はケーブルカーの終点にある下社と、大山山頂にある本社の2つからなります
今回この2つを巡るコースを選択しました
下社の脇にある登山道入口から入り、富士見台を経由して大山山頂に登ります
下りは、見晴台と二重の滝を経由し、下社に戻ります
ケーブルカーは往復で使用しました
山頂までの見所
大山の登山道入口は、小田急線伊勢原駅から神奈川中央交通のバスを利用します
休日だからでしょうか、乗ったバスは大山ケーブル駅までの直通バスで所要時間は20分でした
乗客がかなりいて座席に座ることができなかったのですが、登る前なので20分程度立つのは我慢できました
空は雲一つありません
頂上の眺望が期待できそうです
バス停からは案内板に従うと迷うことなく大山ケーブル駅に向かうことができます
こま参道は階段が多く、登るのが大変ですが、参道にはお土産売り場や名物の豆腐料理を楽しめる料理屋があり、雰囲気を楽しみながら登ることができます
起点の大山ケーブル駅です
ケーブルカーです
ケーブルカーの窓は広く、ここから見える相模湾の眺望に圧倒されます
6分で阿夫利神社駅に到着します
トイレもありますので、登山の前に利用することができます
下社の本殿です
丹沢・大山フリーパスを持っている方には一里飴をプレゼントしてくれるキャンペーンをやっていましたので、社務所で受け取りました
ハイキング中の小腹が空いているときに、ちょうどよい食べ物です
本殿と社務所の間に大山名水の看板があったので、そちらで名水を頂きました
飲料水なので、ペットボトルに入れて、ハイキング途中の水分補給で味わうことができます
御利益があるかも
案内板に沿っていくと、山頂への登山口にたどり着けます
門を過ぎると傾斜40度のきつい階段があります
富士見台の途中に夫婦杉といった名所があります
富士見台では富士山の素晴らしい眺望が望めました
大山頂上にある阿夫利神社の本社に着きました
階段の先にある建物が本殿となります
山頂にはトイレもあります
大山頂上からの眺望
山頂には3箇所の展望箇所があり、それぞれが異なる眺望を望めます
- 本殿前:相模湾方向が望める
- 山頂下:都心方向が望める
- トイレ裏:富士山が望める
本殿前
本殿前からの眺望は、伊豆半島、小田原、相模湾、江ノ島、大島、東京湾、房総半島、三浦半島がぐるりと見渡せます
山頂下
本殿の先を進みますと公衆トイレに下がる階段があります
そこを降りたところに展望広場があり、そこからは三浦半島、東京湾、都心のビル群などがぐるりと見渡せます
横浜ランドマークタワー、海ほたる、東京タワー、スカイツリーなど、自分の知っている名所を双眼鏡で探していると時間を忘れてしまいます
トイレ裏
先程のトイレの脇の道を進むと、富士山、箱根をぐるりが見渡せます
双眼鏡があると富士裾野の街並みもくっきりと見えます
下りの見所
登りは森の中を歩くので、神社の境内の厳かな感じがありますが、下りのコースは明るい斜面を眺望を楽しみながら歩くことができます
山中には苔むした倒木が多く、マクロ撮影でこのような面白い絵が撮れます
頂上から見晴台への下山途中で野生のシカに何度か遭遇しました
近隣の木にはシカが樹皮を食べないように防護ネットが巻かれていました
丹沢付近もシカによる食害が多いようです
見晴台からの眺望は山頂からのそれと比べると劣りますが、ベンチとテーブルが多く、休むのにはもってこいです
午後は日陰になるので、午前中に訪れるのが良いと思います
二重の滝は見ているだけでも涼しげで、あたりはマイナスイオンが充満して気持ちいいです
是非足を止めることをお勧めします
大山を訪れて
往復で3時間、休みをいれても4時間ぐらいで済むかなあと思い、午前11時から頂上を目指したのですが、ゆっくりペース過ぎて、6時間近く掛かってしまいました
9月の時期のケーブルカーは17時が最終ですが、その1本手前のケーブルカーで降りてきました
ケーブルカーは定員一杯の乗客が乗っていたので、帰りのバスも立ちっぱなしになるかなあと思いながら、こま参道を他のハイカーと一緒に降りてきたのですが、自家用車で訪れる方も多かったので、帰りのバスでは座席もちらほら空いている状態で出発しました
ゆっくり歩いているとは言え、6時間もハイキングをしていると、さすがに疲労も溜まっていたので、座れたのには助かりました
大山の山頂では眺望を遮る木々が多少あるものの、3箇所の展望所からは、富士山、箱根、伊豆半島、小田原、相模湾、大島、江ノ島、東京湾、房総半島、三浦半島、都心のビル群などがぐるりと見渡せる素晴らしい眺望を楽しむことができました
双眼鏡があれば、横浜ランドマークタワー、海ほたる、東京タワー、スカイツリーなど、自分の知っている建物を探すことができて結構楽しめました
これらのランドマークは8倍の双眼鏡でも十分探すことができます
残念ながらスマホで撮影するのは難しいと思います
眺望が素晴らしいので、天候の良いときを狙って訪れるのが良いでしょう