楽しんでいる人というより、楽しませてくれる人のご紹介です
それは「浅草21世紀」という劇団です
浅草寺の近所にある木馬亭で、彼らは喜劇を楽しませてくれます
演芸だけではない
そんな彼らの楽しませ方は、劇の始まる前から始まります
木馬亭の前で呼び込みをやっているのです
当然、もぎりも劇団員
ここから彼らの芝居が始まるのです
それだけではありません
公演前の飲み物、スナックの販売、客席への案内、すべて劇団員です
手作り感満載
公演の様子
公演は約2時間半
団長である大上こうじと、しのはら実加の舞踊、ケンコウ奉仕の漫談、フリーパーのコントの合間に、ゲストの歌謡ショウや漫談などが入ります
約1時間過ぎると中入りとなり、そのあとはメインの喜劇が1時間行われます
土日は2回公演で、なんと入替なしです
観客の多くは60代以上の高齢者がほとんど
そんな観客が昔楽しんだ喜劇を懐かしむように足を運ぶのです
昭和にタイムスリップ
昭和の時代はテレビで喜劇をやっていましたが、今はほとんどありませんね
その懐かしさは木馬亭のような演芸場で楽しむことができるのです
演芸場での喜劇の楽しさは、舞台と観客のライブ感
観客から差し入れやおひねりを渡したり
観客のかけ声に役者から突っ込みを入れたりして笑いを取るところは、いつもの光景です
それでも、予測できる笑いも、「待ってました」の安心感があり、それがまた良いのです
木馬亭は、そんな温かみのある「昭和の笑い」へタイムスリップさせてくれるスポットです