「わたしはダニエル・ブレイク」に続き、ケン・ローチ監督の「家族を想うとき」を観ました

あらすじは、公式サイトなどでご覧下さい

社会の底辺にいる人々に、自己責任という名目で、責任を押し付け、一部の人々だけが利益を享受するようなシステムはいけないと思わせる映画です

観ていると、奴隷制度と何が違うんだろうかと疑いたくなります

こんなシステムで苦しめられる家族に、ケン・ローチ監督は、暖かいまなざしを向けながら、このようなシステムが組み込まれている社会へ厳しい批判を投げかけています

「わたしはダニエル・ブレイク」に比べると、救いようのない終わり方です

それが、ケン・ローチ監督が「あなたたちもこの問題について考えなさい」と言っているようです

人の犠牲の上に成り立っているシステムの存在に加えて、家族の幸せとは何かを考えさせられる映画です