マネージャーの役割
中原淳さんの著書「駆け出しマネジャーの成長論」にマネージャの役割は3つあると紹介されていました
- 対人関係の役割
- 情報関係の役割
- 意志決定に関わる役割
2番目の「情報関係の役割」には、分析屋、伝達屋、宣伝屋があるとしています
自分が大切だと思ったことをたくさんの人に伝えなければならないと思う場面が、この役割でしょう
ナカムラクニオさんの著書「人が集まる「つなぎ場」のつくり方」で、そのコツについて紹介されていましたので、引用します
元TVディレクターが教えるコツとは
彼は、TVディレクターの経歴をもっており、フジテレビの社会情報部で番組を作っていたこともあり、そのときの経験から得たことのようです
- あらかじめ「小さな物語」をつくること
人はいつもささやかな神話を探している - 情報を「ローカライズ(地域化)」すること
小さな街の大きなニュースは安心感と説得力がある - 「写真1枚で伝わる」表現にすること
ひと目で伝わる工夫をする - 「ひと言で内容が伝わる」ようにすること
わかりやすい言葉の組み合わせで1行で伝える
職場での使い方
このコツを見る限り、新聞記事の作り方のように見えます
けれども情報過多となりつつある職場において、自分の情報を多くの人に伝えなければならないマネージャーにとって、学ぶところがあるのではないでしょうか
上記の順序にしたがって、作るとしたら次のようになるでしょう
まず、聞く人に真実と感じさせ、仕事上の規範として機能するようなネタを、小さな物語として用意します
そして、自分の職場で大きな変化をもたらした(もたらす)ニュース性のある物語に仕上げます
その物語をひと目で伝わるような写真やイラストを用意します
物語の内容がひと言で伝わる、新聞の見出しのようなものを付け加えます
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