「積極的で行動力のある人がうらやましいです」なんて思うタイプですか、あなたは?
コツコツと物事を進める慎重派の方は、割とそういう人が多いのではないでしょうか
個人の思考行動パターンを5つの要素に分解するFFS(Five Factors & Stress)理論によると、こういう人は「保全性」の高い人で、日本人には多いそうです
一方、「積極的で行動力のある人」は、FFS理論では「拡散性」の高い人だそうです
FFS理論はこちらに紹介されていますのでご覧下さい
慎重派は自分の強みを自覚しにくい
「保全性」の高い人は、自らを保全、維持しようとする「守り」の因子を持っています
何事にも慎重で、自分で「これはできるぞ」と思えるまで準備しないと、中々取りかかることはしません
「あの人にはできないだろう」といった他人の評価をとても気にするので、尚更準備には慎重になります
「できなかったらどうしよう」というマイナス思考から始まるので、どうしても自分の強みを自覚しにくいところがあります
自分の強みを自覚しよう
このような「保全性」の高い人に向けて、日経ビジネスオンラインがアドバイスを与えていましたので紹介します
「保全性」の高い人は、「拡散性」の高い人に目立つ「活動量の多さ」や「肩書のきらびやかさ」の罠に陥らないこと。「積極的で行動力のある自分」は、一つの理想型かもしれませんが、あなたが目指す理想型とは限りません。
地味で、地道だ、と思えることであっても、一度すべての経験を棚卸ししてみましょう。
あなたが慎重であるが故の、準備の仕方、情報の集め方、計画性の高さなどに着目して、自分の強みを整理します。
慎重だけど努力を怠らない個性だからこその、「何事もなし得る強さ」をアピールすれば、採用担当者の心をグッとつかむプレゼンができます。実のところ、多くの企業で一番求められているのは、口だけの改革屋ではなく、任された仕事を誠実、着実に達成していく、あなたのような人なのです。
「保全性」が高いならば、「慎重な自分の個性を活かした活動」を意識し、その強みを磨いていきましょう。
就活で苦戦する学生は「強み」を勘違いしている(日経ビジネスオンライン)
また、「保全性」の高い人は「できなかったらどうしよう」という発想なので、リスク感度がとても高いです
他の人が思いつかないようなリスクを洗い出し、そのリスクを未然に防ぐ事前予防策や事後対策を立てるのが得意です
慎重派である「保全性」の高い人は一見地味な感じがしますが、着実に仕事をこなす人がいなければ会社は成り立ちません
自分の強みを見つけてみよう
今回は「保全性」の高い人に注目しましたが、ご自身の強みを知る方法はFFS理論の他にも色々とあります
大分前ですが、ストレングスファインダーというのが流行りました
私もこの本を購入して、自分の強みを自覚することができました
自己紹介をするときは、ここで知った強みを紹介したりします
最近は、新版もあるようです
皆さんもお試し下さい