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<これはシリーズ記事です。シリーズ全体はこのページにある「本シリーズの記事一覧」をご覧下さい。>

これまで、ビジョンの作成の仕方、そしてそれを社内に浸透させる方法についてお話ししました

このシリーズの最終回では、そのビジョンの実現についてお話ししたいと思います

ビジョンの実現とは

ビジョンは企業活動を通じて成し遂げたい姿を表現しています

その実現には会社の社員はもちろんのこと、多くのステークホルダーのかかわりを得ながら、長い年月をかけて行われるものです

また、日々の事業の営みの積み重ねがビジョンの実現につながるものです

従って、ビジョン実現のための行動計画は広範にわたり、その立案は容易でありません

しかしながら、ビジョン実現のための大まかな設計図がなければ、行動を起こせないことも事実です

SI法(構造的洞察法)

この大まかな設計図の作成手法として私がご紹介できるものの一つに、帝京大学名誉教授である佐藤允一先生が開発したSI法(構造的洞察法)があります

このSI法はあらゆる問題を構造化し、問題解決に結びつける手法です

ビジョンを作る際に行った、外部環境の変化、内部環境の理解などの結果を関連付けて、組織全体の立場から問題を捉えるというシステム的なアプローチを取っています

この手法から導かれる対策は当面策と根本策に分けられ、組織の行動計画として活用することができます

SI法は仕事だけでなく、プライベートの問題についても使うことができます

このSI法を学ぶ研修もあるようなので、興味のある方はこちらにアクセスしてください。

終わりに

9回に分けて、「ビジョンを作ろう」をテーマに記事を書いてきました

人々がビジョンに共感できればチームが一丸となって「最高の結果を残したい」という気持ちになれます

さらに「もっと自分にできることはないだろうか?」と誰もが考え、自分の持てる力を最大限に発揮するようになるでしょう

そのような働き方は、仕事を通じて楽しみながら過ごす人生を働く人たちに与えます

皆様も是非、組織のビジョンについて考える時間を作ってみて下さい

以上で、このシリーズを終わりにしたいと思います

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