Apple Pencilは第1世代を使っています
しかし、使い込んでいるほどではありません
やはり、私にはメモ用紙とボールペンでガシガシと書く方が合っているからです
筆記具に求める要件
私が筆記用具に求める要件は、
- 頭の中に浮かんだことを書き出す
- 目と耳に入ってきたことを書き留める
この2点です
よって筆記具には即座に書けること、書き続けられることが必要です
メモ帳は、一時的な記憶媒体にしか過ぎません
上記の2点の情報を一時的に残すことができさえすれば、それで構いません
時系列に残せれば良く、整理の必要はありません
整理するのは、書き出したり、書き留めたあとで、それは他の紙やコンピューター上で行われます
よって整理がされれば、メモは捨てられます
この捨てるという行為がわたしには重要で、情報が整理され私の頭の中に知識として残った後処理として位置づけられます
ちょうど食べ物を食べて栄養を取って体から排泄されるというのに似ています
役割を終えたメモは、ビリビリと破き、ごみ箱に捨て、スッキリします
筆記具はボールペン、メモ帳はB6のコピー用紙をクリップで束ねたものです
ボールペンは高級なものである必要はなく、メモ帳もいずれは捨てられてしまうものなので、コピー用紙で十分です
会社で使わなくなったB4コピー用紙を1/4のB6サイズに切って束ねたものです
このB6の大きさは、持ち運びにも、机の傍らに置いても邪魔にならず、筆記するのに絶妙の大きさです
アマゾンで売っているメモもほぼこの大きさであるところを見ると、絶妙と感じているのは私だけではないと思います
Apple PencilとiPadに足りないもの
残念ながら、現状のApple PencilとiPadでは、上記のボールペンとメモ帳の代わりにはなりません
その理由は以下の通りです
- すぐに書けない
- スリープ状態のiPadにApple Pencilを2回タップするとメモ用紙が起動すると言いますが、カバーをめくって電源をONにしてタップしないといけません
- 書き続けられない
- スクロールする手間より、紙をめくる方が早い
- 書き味が悪い
- 紙の感触のフィルムがあるそうですが、紙には勝てません
- 大きすぎる
- iPad mini でしたら、良い大きさかもしれません
考えを膨らましたり整理するというのは、メモ帳とコンピューターの両方でできますが、これはコンピューターの方に部があるように思います
特に、マインド・マップを使って情報を整理する場合は、手書きよりコンピューターの方が操作性が優れています
Apple Pencilの活躍するとき
筆記用具に求める要件が上記であることを分かっていて、何故1万円以上もするApple Pencilを買ってしまったかというと、ブログの校正に使ってみたかったからです
ブログ記事の発行手順は以下の通りです
- ネタをメモ帳に書き起こす
- ネタを元にコンピュータ上で下書きを書き起こす
- 暫く寝かせる
- 下書きを校正する
- 発行する
ここで3.の「寝かせる」という手順は結構大切で、下書きを暫く寝かせた後にもう一度読み返すと、読みづらい箇所が結構見つかり、直すことができます
そして、この読み返すときに、コンピュータの画面上で読み返すのではなく、手元に印刷した下書きを赤ペン片手に読み返し、直しを赤ペンで入れるというアナログのやり方のほうが、良い文が思い浮かびます
これは上記の4.ですが、このときに、Apple Pencilを使っています
紙に印刷せずに、赤を入れられるので、エコです
ブログは毎日発行しているので、毎日使っていることにはなりますが、たったこれだけのことに1万円以上するApple Pencilを使っています
PDFの原稿を赤入れするようなことが増えれば、もう少しApple Pencilが活躍する場も増えるのでしょうが今はその当てはありません
私にもう少し絵心があれば、イラストを電子的に公開するといった場面でも、Apple Pencilが活躍するでしょうね