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「働く人たちが職場で活き活きと意欲的に働くことができ、遣り甲斐や自己の存在意義を感じられるような組織風土に変えるためにはどうすれば良いのでしょうか?」
そんな問いに答えるのが、この「風土改革ガイドブック」です
改革を成功に導くためには、活動のアプローチ方法、専門知識を持ったトレーナーの選任、ゴールの設定、活動メニューの設計が重要となります
アプローチ
組織風土は、その組織の一人ひとりが感じている組織内の雰囲気や印象であることから、組織風土を改革するには、組織管理へのアプローチと個人へのアプローチという2つが必要となります
組織管理へのアプローチは、人間関係能力と集団的能力の開発を行い、例えばワーク・モチベーションを高めるリーダシップのトレーニングによりマネージャーの集団力学(グループ・ダイナミックス)の実践的理解を深めます
個人へのアプローチは、カウンセリング心理学などの知見や原理を生かして、組織の一員として必要な対人関係スキルの開発や意識改革を行います
また、風土改革に取り組んでみたいと思ったあなたがどのような立場にあるかということと、活動の対象範囲をどこまで広げるかによって、そのアプローチ方法も変わります
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トレーナー
風土改革の2つのアプローチには専門的な知識と豊富な経験が必要となります
組織風土改革を行う上で必要な理論には以下のものがあります
- 産業・組織心理学
- モチベーション理論
- コミュニケーション理論
- カウンセリング心理学
- パーソナリティ理論
- 労働関係法規の理解
これらの理論の教育を受けたトレーナーを使うことが風土改革の成功につながります
トレーナーの選定は、上記のような知識の専門家を育成している団体の有資格者であり、組織風土改革のプロであると断言できる経験豊富なトレーナーであることが望ましいです
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ゴール
風土改革を成功させるには、風土改革の主導者が
- 自分たちの風土の正確な現状認識
- 組織が「こうなって欲しい」というゴールのイメージ
を持っていることが大切です
「今どこにいて、この先どこへ向かっていくか」ということを組織全体で共有出来ないと、活動の求心力が次第に失われていくからです
正しい現状認識を知りゴールのイメージを持つには、組織風土の専門知識を持った経験豊富なトレーナーによるヒヤリングが必要となります
このとき、風土改革の主導者とトレーナー両者の理解を一致させるために、基準となる組織風土のモデルを使います
例えば、私が考案した組織風土再生モデルは、組織風土の再生段階を示す4つのレベルを定めています
レベル0 | レベル1 | レベル2 | レベル3 |
---|---|---|---|
沈黙の職場 | 事務的な職場 | 熱意のある職場 | 変革し続ける職場 |
現状の組織風土がどのレベルにあり、ゴールとなる組織風土はどのレベルにするのかということを定めてから活動を始めます
現状認識においては、従業員意識調査などを使って、職場の組織風土がどのレベルであるかを把握します
そして、目指す姿となるゴールをどのレベルにし、いつ頃までに達成するかを明らかにします
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メニュー
めざす姿と達成時期を明らかにしたら、ゴールまでの工程を示したマスタープランを作成します
下図はその一例で、現状がレベル0「沈黙の職場」で、目指す姿がレベル3「変革し続ける職場」のマスタープランとなります
このマスタープランでは3つのステップを経てめざす姿の風土に変革します
各ステップでは、組織風土改革に関するオリジナルメソッドに従い、プロが考えたオーダーメイドプログラムを使ってトレーニングを行い、そのステップでめざすレベルの組織風土に変えていきます
例えば、ステップ2では「ワクワク化」オーダーメイドプログラムを使ったトレーニングを行い、事務的な職場を熱意のある職場へ変えます
結果を出せるマスタープランとオリジナルメソッドに従ったオーダメイドプログラム、そして専門の知識を持ち、経験豊富なトレーナーによって活き活きとして、働きやすい組織へ導いていきます
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プロに任せることが成功の近道です
組織風土改革は筋トレに似ています
1日や2日のトレーニングでは筋肉がついたことは実感できませんが、数ヶ月も経ったときに「あれ?何か違うな」と身体の変化を感じる事があります
組織風土を変えたいと思ったら、筋トレと同じように自己流で行うのではなく、初めはプロに任せることが成功への近道となります
1.任せる
専門の知識と経験豊富なトレーナーがあなたの組織に最適なメニューを提案します
2.実感する
トレーニングの効果をしっかりと実感することができます
3.身につく
どんなトレーニングで効果がでるのかが分かってきます
このように、効果をしっかりと実感することができれば、トレーニングも習慣となり、気がついたらめざす姿の風土に変わっています
また、習慣となっているため、元の組織風土に戻りにくい職場となります
働くことを通じて、人生を楽しめる職場へ
このブログでは、組織風土改革といった職場環境改善の知識とノウハウについて紹介ししています
中には、上記で紹介したオーダーメイドプログラムで使われるような施策も紹介しています
その内容は、私の職場で実践したものばかりなので、組織風土に悩んでいる方は参考にして、ご活用していただければと思います
そして、働くことを通じて、人生を楽しめる職場となることを願っています