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「人は信じたいものを信じる」:悲劇を繰り返さないためにも歴史から学びましょう:戦後ブラジルで起きた日本人による「勝ち負け抗争」について
葉真中顕さんの「灼熱」を詠みました 600ページ以上ある大作を週末の二日で読み切ってしまいました 日本人同士が殺し合う勝ち負け抗争 戦前にブラジルに移住した20万人の日本人が、太平洋戦争の結末をめぐって、戦勝派と敗希派に分断し、同胞同士で憎しみ、殺し合う物語です 戦勝派は大本営が発表した日本の勝利を信...
サピエンス全史の著者であるユヴァル・ノア・ハラリ教授は人類が生き延びることができたのは、フィクションを信じる力があったからだそうです。フィクションを信じる力は、人を巻き込み、結束させ、集団の力を生みます。人類が何度も絶滅の危機を乗り越え、今日に至ることができたのもフィクションの信じる力です。「経営理念」や「企業ビジョン」もフィクションです。これらをを信じたもの同士が集まれば、細かなルールを決めずとも、あるいは外部環境の変化で制度疲労を起こした規則や役割があっても、その組織は秩序を保ちつづけます。