息子が通う中学校へ向かう途中でスリッパを忘れた事に気づいた。そんな自分に腹が立った。

  • 準備がキチンとできないなんて「まったくダメ」だ。
  • 「いつも」こうなんだ。

こんな些細な事に怒っている自分を振り返って、余計にイライラしてしまう。行き先の決まったレールに乗っかり、行き着く先は自己嫌悪。感情のコントロールが全くできていない状態だ。

こんな嫌な気分になったときには次の2つのステップを試してみよう。

最初のステップは、感情がコントロールできていないと気づくことだ。こんな風に考えている人は、行き先の決まったレールに乗っていることにも気づいていないので、中々そこからを踏み外すことができない。誰かが指適してあげればいいのだが、そんな人が傍にいることは稀であろう。
ではどうするか。助けになるのが「まったくダメ」とか「いつも」というキーワードだ。このキーワードが出たときに、「レールに乗っているな」と考えてみる。

次のステップは、其々のキーワードについて反証してみることである。
「まったくダメ」は、少しのミスでもあれば、結果は0点。「マルでなければバツ」という、まさに極端な二元論。「まったくダメ」なんて考えず、程度の問題だと考えると気分が楽になる。「半分できたから、よしとしよう」と思ってみることだ。
「いつも」は、100%そうなんだという決めつけ。実際はそんなことはない。「うまくやれた時もあった場合はずだ」と思ってみる。

この2つのステップを通して、感情をコントロールし、怒りで自己嫌悪になることは止めにしよう。