1. 態度

 人間は「今ここ」の一瞬一瞬で変わることができると信じる。自分を変えて、成長できると信じる。

 人間は日々変化するものである。生物なのだから当たり前である。起きているときだけでなく眠っている間も身体は変化をし続ける。だから、変わることを信じない訳にはいかないはずだ。

2. 選択する

 自分を変容させる考えを選択し、行動する。

 今までの自分だったら、Aという選択をしただろうと感じる場合、実際にAを選択したならば、その先の自分を変えることはできないだろう。自分を信じて、自分が変わりたいと思う、あるいは自分が変わるきっかけと思うBの選択をしてみる。

 そして毎日毎日、違う自分になること。

 選択とは、ショップで「どっちの服を買おうかな」というような選択ではない。服選びで迷った挙げ句に自分の選択にいつも後悔するような自分との決別を導く選択のことを言う。すなわち、ものを選ぶことではなく、あくまでも自分自身を変えるための選択である。

 ある出来事で自分に怒りの感情が起きたとしよう。感情の原因となる今までの自分の認知とは別の認知を選ぶことだ。

 自分を変容させる選択をしたら、その結果を感じよう。変化を感じよう。成長したことを実感しよう。

 そして、選択できる自由を感じよう。その自由を喜ぼう。それが人間らしさであることに気づき、幸せを感じよう。

3. 他者の成長を喜ぶ

 自分の変化の喜びを感じたら、その目を他者に向けてみる。

 身近な人が成長している姿を見たら、祝福しよう。自分のことのように感じて喜ぼう。

 相手の変化や成長を促すのであるなら、相手に手をさしのべよう。相手の幸せを考えて。

 選択する喜びを感じることができる人は、他者が変容しようとする選択の自由を奪うことはできない。暖かく見守ることだ。

4. 効用

 「今ここ」の生き方は、誰にでもできることで、特別な能力、お金、地位、資格などは不要である。

 自分が自由に生きていることに喜びを感じることができる。変容し、成長する喜びを感じることができる。人間で良かったと思う。生きていることが素晴らしいと感じる。自分を不幸に思わない。生きるエネルギーを感じる。

感情はポジティブに安定し、不可能と感じる頻度が減り、目の前が広がる。

 プラス思考は周りのどんなものでも無駄と見ることができない。みんな意味のある存在に感じる。些細なことでも喜べるから、幸福感がそれまでより大きく感じる事ができる。

 心の豊かさを感じる。

 「今ここ」の生き方は、仕事に限らない。家庭でも、近所のお付き合いでも、どの分野にも適用できるから、人生すべてにおいて豊かさを感じる事ができる。

 自分が選択する生き方なので、選択によって導かれる結果に後悔がない。自分の生き方に責任を持つことができる。他人の所為にすることが無くなる。

 情熱を持ち続けることができる。

 また、他者の成長を喜ぶ態度は、他者の成長を信じているので、たとえ相手に欠点が見つかったとしても、責めずに欠点を認めることができる。よって、他者との関係に問題や争いが生じない。

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