「苦しみは渇愛から生まれるので、苦しみから完全に解放される唯一の道は、渇愛から完全に解放されることで、渇愛から解放される唯一の道は、こころを鍛えて現実をあるがままに経験することである」- サピエンス全史(下)p.30

仏陀の教えである「ダルマ」を説明した文章。

不快なものを経験したときに、「私は何を経験していたいか?」と渇愛を求めるのではなく、「私は今何を経験しているか?」に注意を向かせる。そのための瞑想法を開発したと著者は説明している。

カウンセリングにおいても、クライエントに「今ここ」に集中させ、そこからクライエントに「今何ができるか」を考えさせ、選択を促すように支援する。コントロールできていない自分の状態から脱却させ、自信を取り戻していくのである。

以前に仏教について調べて、手塚治虫の「ブッダ」を読み、「仏陀という人は、セラピストだなあ」と感じたものだ。