無駄を省くのではなく、無駄を無駄にせぬ文化を磨き込むことで、他国との差別化が実行され、その結果が、きらりと光る独立国家の姿なのではないのか。

金子勝は愛国者かも? 安倍やネトウヨの愛国は明治かよ世相を斬る あいば達也

「無駄を省く」ことは、会社では当たり前のように行われる。

コスト低減、利益創出、生産性向上…

無駄か無駄でないかの判断は、一つの物差しで決められるところが厭らしい。それは、お金である。

事業の目標達成度を測る補助的な指標にKPIがあるが、カネ、カネ、カネばかりを測るKPIがBSCに乗せられているようでいいのであろうか?

戦略マップは、財務の視点、顧客の視点、業務プロセスの視点、学習と成長の視点で戦略と相互の関係性が描かれる。

戦略マップを時間軸で見直すと、過去は財務の視点、現在が顧客の視点と業務プロセスの視点、未来が学習と成長の視点である。

経営基盤を確固たるものとするためには財務の視点の戦略も大切であるが、事業の継続性を考えると、学習と成長の視点も見逃せない。

ところが、戦略の達成度を測るKPIを書かせると、カネにまつわるKPIばかりが列挙されがちだ。それは、数字としてあげやすいからかもしれないが、学習と成長の視点が抜け落ちやすい。

これは、カネという物差しで、物事を捉えてしまうクセが着いてしまっているからだろう。

「無駄を無駄にせぬ」と考えるためには、異なる視点で対象を捉えることがヒントになる。カネとは異なる物差しの導入することなのであろう。

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