久しぶりに奇妙礼太郎の歌声を聞いた

なんとも言えない、味のあるミュージシャンである

それで気分も明るくなる

朝の電車内で背筋を伸ばし、瞼を閉じながら、彼の明るめのナンバーを聴いている

隣の人が広げる新聞紙の匂いが、西海岸のホテルの部屋にあるローカル紙を想起させ、車窓を流れるウエストコーストの風景が目に浮かぶ

そこに奇妙礼太郎の歌声が重なる

いつもの通勤風景がモノトーンから鮮やかな色に変わる瞬間だ

ものの見方を変えるだけで、人生は変わるものだな