Huluの消防士ドラマ「9-1-1」を見て

消防署が舞台である、Huluのドラマ「9-1-1」は、消防士の日常をテーマとしています

登場人物のプライベートで抱える課題も織り交ぜる人間ドラマです

半年以上前に見たときに気がついたのですが、彼らは救助活動をしながら、プライベートでの悩みを打ち明けたり、そのアドバイスをしたりします

仲間の問題を自分のことのように捉えて、上手く解決したときは、抱き合って喜びます

このシーンを見て、米国らしいスキンシップだなあと思います

なぜ彼らはプライベートの悩みに関心を持つのか

一方で、このような職場の姿を、うちの会社で見ることが出来ないのは何故なのだろうかと考えました

救助活動は、火災や交通事故などの危険箇所で起きます

彼らの職場はそういうところなので、自分たちでさえも命を落とすような事態になりかねません

活動はチームで行われるため、隊員の一人がプライベートでの悩みを抱えたまま仕事に向かうことが、周りの隊員を巻き込んだ惨事に繋がってしまうのです

だから、常に同僚が最高のパフォーマンスを出せるように、周りの人たちが気を配る必要があるのかもしれないと考えました

このあたりは、日本の消防士はどうなのか聞いてみたいところです

このドラマから学ぶこと-「信頼関係」

このドラマの様な同僚との向き合い方は、何も消防士だけの特殊事情だと考えなくてもよくて、我々の職場であってもいいのではないでしょうか

このような同僚との向き合い方は、今風ではないかもしれません

勤務時間中に話し合うことではないと言われるかもしれないでしょう

しかし、プライベートな課題を抱えている人は、仕事中であってもそのことが頭から離れずに、仕事に打ち込めないという経験は誰にでもあります

だとするならば、良い仕事をするために会社に集まっているのですから、そうなる前に手を打つことも、仕事の範疇であるという見方もできるのではないでしょうか

これにより助け合いとか絆が深まって、社員同士の信頼関係が強まり、チームワーク力、そして自分で頑張る力が高まるのであるなら、これが働きやすい職場に繋がるのではないでしょうか

そんなことを考えさせるドラマでした