3週間待って、AirPords Proを手に入れました

オンラインのApple Storeで注文した時には、4週間待ちの予定でしたが、1週間前倒しで届けられました

アップルの場合、大概前倒しで到着しますね

その方が、顧客満足が上がるとは思います

AirPodsからProへの買い替え

これまでは、AirPodsの初期モデルを使っていました

2017年初めに購入したため、既にバッテリーを交換しています

バッテリーは2年しか持ちません

バッテリーだけの交換はできないため、実際は本体丸ごと交換となります

Apple Storeのジーニアスバーに持ち込んでの交換となります

バッテリーが無くなってくると、10分ぐらいしか持たなくなり、ポロローンというバッテリー警告音で知らされ、そのうち電源が落ちます

バッテリーを交換したので、まだまだ使えるのですが、iPadを正月に新調したときに貰ったギフトカードを使って、AirPods Proを購入しました

AirPods Proの所感

Proを使っての雑感です

・装着感が改善された

枝の部分が短くなり、枝の先端が顔面にくっつくようになったため、装着感が改善されました

耳の穴を塞ぐイヤーチップが、装着感にも効きます

イヤーチップは3種類の大きさが用意されており、その装着を設定アプリで確認することが出来ます

私も確認したのですが、どの大きさも「密閉されています」という評価がされて、今ひとつよくわかりませんでした

中低音がAirPodsより良く表現されて、これまでにないアップルのヘッドホンにできあがっています

・外部音取り込みは便利

Proが発表されたときに、外部音取り込みというのが紹介されましたが、製品を手に取るまでどういうものかイメージがつきませんでした

AipPodsは密閉性がなく、外部音を取り込んでしまうため、イヤホンから流れる音と混じるのがデメリットでした

AirPodsのこの使い勝手と、Proの外部音取り込みというのは、どう違うのか?

それがよくわかりませんでした

実際にProを使ってみましたが、違いなんかありませんでした

外部音を取り込むところは同じです

Proはノイズキャンセルモードにすると、ほとんど外部音が聞こえないのですが、外部音取り込みモードにすると、外部の音が聞こえるようになります

このモードの切り替えをやってみると、その効果はよく分かります

多分、それが良いのでしょう

外部御取り込みモードでは人の話を聴くことが出来ますので、話し掛けられるような場面では外部御取り込みモードにしておき、電車の中ではノイズキャンセリングモードという使い分けが出来ます

AirPodsのときは、外部音が取り込まれて、音楽がよく聞こえないというデメリットがあったのですが、Proは外部音を取り込むことがメリットになってしまうという、価値の転向があります

・静寂体験が得られる

図書館で使ってみました

音楽を流さずに、ノイズキャンセリングモードで

すると、空調機の送風音とか、周りの人が動き回ることで発生する音が消え、静寂の空間が体験できます

これは不思議な感覚です

図書館は静かで話し声などはありませんが、静かな環境だからこそ、ちょっとした音が気になることがあります

つい、「音を立てるなよ!」と心の中で叫んでしまうことがあるのです

そういうイライラから解放されます

より静かな空間を得たい人には、良い道具ではないでしょうか

図書館で暫くノイズキャンセリングモードにしていましたが、新聞をめくるときに発生する甲高い音は聞こえました

消すことが出来ない音があるようです

アップルが守る標準価格

AirPods Proの使用レポートは他にも色々書かれているので、これ以上のお話はせずに、ここからはアップルの標準価格について考えてみたいと思います

私が初めてアップルの製品を手にしたのは、会社に置いてあったMachintosh Plusです

1987年ごろでしょうか、今から30年以上前です

この頃、アップルの製品を購入しようとすると、アップル社と代理店契約を結んでいるキャノン販売から購入するしかありませんでした

国内でアップルから直接購入することができません

彼らは販売店による代理販売をしばらくやっていました

そのころから標準価格はありましたが、販売価格は代理店の裁量に任されていたと思います

すなわち、値引きがあったということです

ジョブスがアップルに戻ってから、徹底的に販売スタイルを変えました

販売価格の統制

ジョブスがアップルに戻り、これまでは一部のアップルフリークを相手にした商売を、一般大衆向けに切り替えていこうとしたときに、アップルは販売価格を厳しく守るようになりました

今でもそうですが、パソコンを家電量販店などで購入するときは、値引き販売が当たり前でした

定価で購入するものなら、損した気分になるぐらいです

そんな中でもアップルは標準価格を守ることを徹底しました

そして、初めはよちよち歩きだったオンラインストアApple Storeも翌日には届くような流通改革を行い、値引きしないのなら、店頭で買うのもオンラインで買うのも変わらないようになりました

次第に、「アップル製品は定価で買う」というのが定着したと思います

特徴的な商品

定価で購入することを後押ししたのが、「アップルでしか買うことができない」という特徴的な商品を扱っているというのもあると思います

iPodこそ、それに貢献したと思います

今では、タブレット端末は、iPadの一人勝ちです

こういったアップルでしか買えない商品は標準価格を維持しやすいと思います

例外

ところが、この価格コントロールは国内だけではないか?と思えることがありました

それはiPhone4Sを購入したときです

iPhone4Sは、国内ではキャリアでしか購入できませんでした

私は、海外で仕事をすることも多かったので、iPhone4SのSIMフリーが欲しかったのです

国内ではMVNOのSIMカードを、海外では現地のプリペイドSIMカードを、という使い分けです

当時は、Apple StoreもSIMフリーを販売していなかったので、香港のネットサイトから個人輸入しました

このときのiPhone4Sの価格は変動していました

日本国内では価格のコントロールが効いていたのですが、海外ではそうでもなかったと記憶しています

アップル製品は定価で買う

最近は、アップル製品を定価で買うことに抵抗はありません

それが常識となってしまいました

アップルの販売戦略が、この常識を作り上げたのです

国内のメーカーが出来ないことをやってしまうアップルはすごい会社だなあと思います