組織風土再生モデルとは
私が考案した組織風土再生モデルは、組織風土を再生するための標準となるもので、組織風土改革の実践者の手引きです
このモデルでは組織風土の再生段階を示す4つの再生レベルを定義しています
- レベル0:沈黙の職場
- レベル1:事務的な職場
- レベル2:熱意のある職場
- レベル3:変革し続ける職場
組織風土改革はレベル0からレベル4に向けて段階的に行われます
4回に分けて、各再生レベルについてお話しします
今回は組織風土改革でまず目指すべき状態であるレベル2:熱意のある職場です
レベル2:熱意のある職場
この職場は次のような状態です
・社員は周囲の人々と信頼関係で結ばれており、ホンネのコミュニケーションが行われる ・ある事柄についての自分の考えや意見を述べることができる ・周囲からのフィードバックを得ることによって、自分の意見や判断能力が社会的に妥当なのかどうかを確認することができる ・自分が「したい」、あるいは相手に「してもらいたい」といった意図や期待が共有でき、お互いの思いを共有できる関係に発展させる ・自分の意識は自分に向いているため、問題解決を他人に求めるのではなく、「何を自分はできるか」という自分事の捉え方である ・上司は組織のあるべき姿と、社員の行動指針となる共通の価値判断を示しており、社員はポジティブな雰囲気で包まれた組織の一体感がある ・社員はその中で自分が何をやればいいのかが分かっており、仕事を通じて成長感や達成感を得ている
次回はレベル3:変革し続ける職場です(つづく)