このブログのカテゴリ「進め!風土改革」では「X社の風土改革」を紹介しています

そこでは、3つのステップで改革を行うマスタープランを策定し、初めのステップ1の施策として「対話重視の言える化」を行いました

約100名の管理職に傾聴技法を学んでもらい、その傾聴を実践する場として、傾聴サロンを実施しました

さらに、職場での対話の機会を増やすために、傾聴サロンを経験した管理職が職場で傾聴サロンを実践しました

この傾聴サロンの詳細について、4回に分けてご紹介します

傾聴サロンとは

傾聴入門講座を受講した社員同士が、傾聴技法を使って談話する場です

傾聴サロンでは、主催側が特定のテーマを提示し、そのことについて傾聴し合います

この活動は社員の主体性を育むことを目的として2015年上期より開始されました

傾聴サロンには、傾聴入門講座を受講していれば誰でも参加できるオープンな「一般社員向け傾聴サロン」と、職場のメンバだけに限定される「職場の傾聴サロン」があります。後者は職場の言える化活動の場として利用されます

目的

傾聴サロンは傾聴技法を使って談話する場です

傾聴はこちらの記事で述べられているような「知る」と「繋ぐ」という潜在的な力を持っています

この潜在的な力を活用し、どういう意図で主催するかによって、目的が変わります

例えば、一般社員向け傾聴サロンは、傾聴がもたらす効果の「知る」を活用し、以下のような目的で主催しています

  • 価値観の異なるもの同士の本質的な対話につながる「聴く技術」を身につける
  • 社員同士の傾聴により内省の機会を与え、他人事を自分事にする自律的な社員の育成
  • 仕事に意味を見出させ、成長を実感させることで従業員満足を醸成

次回は、傾聴サロンの具体的な進め方についてお話しします