iPhoneのiOS14からヘルスケアアプリに睡眠の機能が加わりました
Apple watchを持っていると、寝ている状態を測定し、アラームを震動で教えてくれます
iOS14以前の睡眠記録アプリ
睡眠記録アプリはiOS14の登場を待つまでもなく、様々なアプリが存在していました
私もSleep cycleというアプリを長い間使っていました
iPhoneを枕元に置いて寝ると、音や震動を元に睡眠の深さを記録してくれるので、睡眠の過不足を評価するのには便利なアプリでした
睡眠の浅いときに合わせてアラームを前倒しで鳴らす機能もあって、何となく目覚めの良い朝が迎えられそうな気がしました(効果の程はそれほど感じませんでしたが・・・)
Apple Watchにも対応していますが、フル充電したApple watchを起床時に身につけ、夜になるとバッテリーの残りが10%を切るような状態だったので、使用していません
iOS14の睡眠の「拍子抜け機能」
他にもたくさんの睡眠記録アプリが存在していたので、iOS14では何をしてくれるのだろうと期待していたのですが、これは予め睡眠スケジュールを自分で設定し、Apple Watchの加速度センサーが感知した睡眠状態を記録するだけのものと聞いたときには、「何だ、それだけ?」と思い、正直言って拍子抜けしました
他の睡眠記録アプリは、何時に寝て、何時に起きるというような睡眠スケジュールは設定しなくても、枕元に置いておけば、環境音などで睡眠しているのかそうでないのかを自動検知するのに、iOS14の睡眠は、手動で設定しないといけないのです
これに「何の意味があるのだろうか?」というのが、私の最初の印象でした
iOS14の睡眠の「これって良いんじゃない?」
ところが、「決められた時間に寝る習慣をつけることが大切」とアップルがiOS14の睡眠を紹介しているネット記事を読みました
私は、これまで「何時に寝ようが、睡眠時間を確保することが大切」と思っていました
夜遅く寝たときは、朝の起床時間を遅らせるようなことをして、睡眠時間を確保するようにSleep cycleアプリを使っていました
なので、アップルが主張している「決められた時間に寝る習慣をつけることが大切」という考え方が新鮮に思い、試しに使ってみようと思い立ちました
iOS14の睡眠には「睡眠準備」という機能があります
これは就寝する時刻の45分前に、iPhoneやApple Watchの通知機能を抑制するという機能です
「45分」というのは、予め自分の好きな時間に変更することができます
睡眠準備に入ると、iPhoneは次のような画面になります
「閉じる」を押すと、いつものホーム画面が表示されるのですが、この画面を見ることで、「iPhoneを使うのは止めておこうか」という気分にさせます
予め就寝前のルーティーンとして設定したアプリへのショートカットを設定しておくと、この画面に表示させることができます
日記を書いたり、睡眠導入の環境音を鳴らしたりすることができます
私は、睡眠前のスマホいじりは、良い状態の睡眠に導かないと思っているので、設定していません
この画面が表示されたら、読書をするとか、ノートにその日にあったことを書き留めるとか、寝床に横になって腹式呼吸とかをするようにし、文字通りの「睡眠準備」をするようにしました
「決められた時間に寝るように睡眠準備を行う」
こんな単純なことなのですが、4,5日も続けていると、iOS14の睡眠準備に頼らなくても、いつもの同じ時刻になると眠くなるようになってきました
アップルが主張している「決められた時間に寝る習慣をつけることが大切」という考え方が分かるような気がしてきました
iOS14の睡眠を使う前は、就寝時刻がバラバラで、睡眠時間を確保するために、アラームを調整していましたが、iOS14の睡眠を使うようになってからは、就寝時刻が一定となるため、自ずと睡眠時間も確保できるという一石二鳥が得られるようになったのです
Apple Watchの使い方
決められた時間に就寝すると決めても、たまにはそれよりも遅くなることはあります
そんなときは、睡眠準備の画面に表示される起床時間をクリックすると、以下の画面となります
ここで、起床時間のアラーム時刻の「変更」をクリックすると、以下の画面が表示され、アラーム時刻の変更ができます
Sleep Cycleを使っているときはApple Watchを使っていなかったのですが、iOS14の睡眠では使ってみることにしました
問題は「バッテリーが持たない」ことなのですが、就寝前の入浴と睡眠準備の間にApple Watchを充電しておけば、フル充電になることが分かりました
入浴前に充電を開始し、就寝前にApple Watchを腕に装着することにしました
また、watchOS7になってから、睡眠中のApple Watchは画面が暗くなり、就寝中は点灯しなくなるので、バッテリーの消費が少なくなっています
朝起きたときには、10%ぐらいのバッテリー消費しかないため、起床した後に充電を開始すれば、顔を洗って、筋トレをしている間にフル充電となり、早朝ジョギングにApple Watchをつけていくことができると分かりました
これまではiPhoneのアラーム音で起きていましたが、Apple Watchの振動でも十分起きることがわかりましたので、家族を起こさずに自分だけ起床することもできます
暫くiOS14の睡眠を使ってみようと思います