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会社にはビジョンを掲げているところがあります

ユニクロ 「服のチカラを、社会のチカラに」
良品計画 「自然と。無名で。シンプルに。地球大」

こういったビジョンを知ると、その会社がどのように世の中を捉えていて、何を信じているのか、何を大切に感じているのか、どういったところで事業を興そうとしているのかが分かります

会社のビジョンの他に、会社の中の組織でもビジョンを持っているところがあります

このように組織がビジョンを持つことには意味があるようです

組織風土改革の中でもビジョンを作る活動が行われることがあります

このシリーズではビジョンの作り方についてお話しします

ビジョンとは

ビジョンを辞書で引くと以下のように書かれています

 将来のあるべき姿を描いたもの。将来の見通し。構想。未来図。未来像。(大辞林)

ビジョンとよく似た言葉で理念というものがあります

物事のあるべき状態についての基本的な考え。(大辞林)

企業が掲げる理念となると、企業がある目的、存在意義、使命といった、時代によらず不変なものであるのに対し、ビジョンは企業活動を通じて成し遂げたい姿を表現していることが多いようです

ビジョンを作る理由

ビジョンはそれを作った人だけが知っていれば良いというものではありません

組織の人々と共有しなければ意味がないのです

いいえ、共有だけではだめでしょう

多くの人に共感してもらわなければなりません

人々がビジョンに共感できればチームが一丸となって「最高の結果を残したい」という気持ちになれますし、「もっと自分にできることはないだろうか?」と誰もが考え、自分の持てる力を最大限に発揮しようとするでしょう

ビジョンを作ろう

ある課長が「私はよその課が羨ましがるような技術者集団を作りたい」と言いました

これもビジョンと言えるでしょう

会社に勤めている皆さんが、自社のビジョン策定に関わることは稀でしょう

既にビジョンが作られているでしょうし、これから作ろうとしているとしても、誰もがその策定メンバーに加わるとは限りませんから

なので、このシリーズ「ビジョンを作ろう」では、会社のビジョンとは一段下がって、自分の組織のビジョンを作ることを考えてみたいともいます

次回は、その準備段階として、「トップの思いを知る」についてお話しします(つづく)

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