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(前回のつづき)
意味を見直すことで行動が変わる
コロナ禍の飲食業の惨状をニュースで聞いたりすると、
「あのレストランも大変だろうなあ。店を閉めちゃうのかな。」
と感じる事があっても、どこか他人事のように捉えてしまうのが普通ではないでしょうか
私もその一人です
ところが、上記のように、
「あのレストランは、美味しいディナーを楽しむだけでなく、社交の場であり、その場がなくなったら、この街に住む意味がない」
と捉えるようになると、レストランの惨状は他人事ですまず、自分事で考えるようになります
このように、レストランの意味、すなわち「食べる場だけでなく社交の場でもある」と見直したり、この街に住む意味は何かを考えることで、自分の姿勢が変わっていくのです
さらに、NYにあるレストランは食文化の発信基地であるといった社会的な視野に目を向けることができれば、より一層自分事に捉えることができるでしょう
そして、上述の定額サービスを企画してみたり、またそのサービスを使ってみようと行動を起こすと思います
意味を見直すということは、人の行動を変えるきっかけになるのです
会社に集まる意味
日本では、以前から商店街の消滅や、地方の過疎化という問題を抱えています
NYの住む意味は何かを考えることでレストランを救う企画が起きたことと同じように、その街で住むことの意味を問うことが、これらの問題を解決する糸口になるかもしれません
何もしなければ、商店街はショッピングセンターに変わってしまうし、地方はその存在価値を見失い過疎化に進んでしまうでしょう
これは会社でも同じことだと思います
「なぜ私たちはこの会社に集まって仕事をしているのだろうか」
と改めて考え直すことで、現在抱えている問題にブレイクスルーが見出せるかもしれません
意味を問う方法には哲学対話などがありますので、一度試される良いでしょう
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