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ナンバ走りもあまり意識せずに走れるようになりました
最近、タイムが伸び悩んでおり、走り方に改善の余地がありそうだと感じていました
あるランニング番組で脚の出し方のコツを紹介していたので、私も脚の出し方に気をつけて走ろうと考えました
膝を意識する脚の出し方
その番組では後ろ足の踵の高さが高いことに言及していました
マラソン中継を見ていると、どの選手も後ろ足の踵が高いことが分かります
私もそれを意識して走ったことがあるのですが、とても疲れて長いこと走れません
なので、踵の高さを意識するのではなく、後ろ脚の膝の出し方を意識してみることにしました
どのような出し方かというと、後ろ脚の膝を幾分勢いをつけて振り下ろす出し方です(下図の赤矢印)
勢いをつけて膝を振り下ろすと、膝を支点として下腿を大きく前に振り出すことができます
振り下ろすときは、反対側の軸足でしっかりと地面を押していないと振り下ろせません
軸足のお尻とハムストリングスの筋肉を使って地面を押すことがポイントだと思います
メリットと新しい発見
実際にやってみたところ、上図のbのように体の軸の延長線上で足裏の接地ができるようになりました
bの赤太線のように上体と上腿が一直線となる感覚が掴めるのです
その結果、地面からの反力を体全体で受け止め、そのまま前進力に変えることができます
また、足底で地面を押し付けた後にも、膝を支点として下腿が後ろに跳ね上がりやすくなり、結果として踵の高さを無理なく上げられるようになりました
踵を意識して上げるのではなく、勢いをつけて膝を振り下ろすことをきっかけとすれば、自然と踵が上がるという感覚を掴めることに気づきました
これは私にとって新しい発見です
このおかげで、1kmあたり10秒ぐらいのタイムを上げることができました
感想
走っているときの感覚にも変化がありました
上体を線、足の回転を円として、この感覚を示すと下図のようになります
改善後では、足の回転が上体より後ろ側で行われるような感覚となり、それに伴い上体の前傾がし易くなりました
改善前では、足の回転が状態の真下あたりで行われており、上体も前傾が取りにくい形になっていたのではないかと推測しています
この違いがスピードにもでてきているのではないでしょうか
また、このことは足底の接地と体の軸の位置にも影響を与えます
改善前では体の軸の前で接地していたのが、改善後では体の軸の位置で接地しているのです
改善前では地面の反力を膝で受けることになり、膝の故障となりますので、故障の少ない走り方であると言えます
改善後の走り方では、走り終わった後に大腿四頭筋とハムストリングスがパンパンになります
上腿の前後の筋肉を使っているのでしょう
上体と上腿が一直線になって地面を押す感覚を掴むのに苦労していたところがありましたので、この膝の出し方をきっかけにしてフォームを固めていきたいと思います
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