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iPadを初めて使ったのは、2010年に発売されたiPad2でした
あれから10年経ち、iPadも色んなことができるようになりました
その中の一つにMacとの連係機能があります
ここではその連携機能についてお話しします
デジタル・ハブ構想
スティーブ・ジョブズは2001年に「デジタル・ハブ構想」をぶち上げて、Macを中心にデジタルカメラ、デジタルビデオ、MP3プレイヤー、携帯電話を接続させるソフトウェアプロダクトを提供し、Macのビジネスを立て直すことを計画しましたが、なかなか彼の描くような姿にはなりませんでした
ところが、iPhoneの方がビジネスとして成功し、Apple Musicというエンターテイメント事業、App Storeというエコシステム構築、Apple Watchによるヘルスケア事業によるビジネスに広がりました
最近、Apple 自製のCPUが搭載されたMacが発売され、AppleはiOSが動作するMacに仕立て直してきており、結果として20年前にジョブスが描いた構想が実現しそうになっています
MacとiPadの連係
MacとiPadの連係には色々なものがありますが、最近のMac OSとiPad OSで搭載された連携機能に、連係スケッチ、連係マークアップ、Sidecarがあります
連係スケッチ
Macでメールや書類を書いているときに、手書きで絵を描いて説明した方が相手に分かりやすいなあと思うことがあります
そんなときは、メールの本文で右クリックをし、「iPhoneまたはiPadから挿入」を選んで、「スケッチを追加」を選びます
そうすろと、iPadの画面でスケッチが描ける状態になるので、Apple Pencil(もちろん指でもOK)で絵を描き、完了を押すと、メールに絵が挿入されます
Macでマウスを使いながら同じことをやろうとすると、結構ストレスになります
昔はワコムのタブレットをUSB接続してペン入力をしていましたが、このような専用機を買わなくても、iPadとApple Pencilがあればできるようになりました
連係マークアップ
連係マークアップは連係スケッチと同じような使い方で、PDFに署名したり、校正のためのマークをいれるときに使います
Sidecar
Sidecarは、iPadをセカンドモニターとして使う機能です
Macのデスクトップが広くなるだけでなく、Apple Pencilを使った操作ができるようになります
その時はMacのデスクトップでiPadで表示させたいウインドウを選んで、マウスでiPadに移します
iPadで表示すれば、Apple Pencilを使えるので、連係スケッチと連係マークアップと同じようなことができます
MacとiPadの接続はワイヤレスが使えます
iPadと連係できない
Macでの作業環境が改善される機能がでてきたので、使ってみない手はないなあと思い、早速連係スケッチを使おうと思いました
ところが、iPadとMacが接続できないのです
これには困りました
最終的には直ることができたのですが、この話は次回にしたいと思います(つづく)
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