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「AIに仕事を奪われないためにも、磨いておいた方が良いよ」と部下にコミュ力を上げさせる

何処まで本当なのか分かりませんが、「AIに仕事を奪われる」と危機感を煽るネット記事をよく見かけます それだけ、この話題は閲覧回数を稼げるネタなのでしょう 社内で傾聴技法を教えていることもあり、以下のネット記事は目につきました Waytz氏が考えるAIによる自動化に対抗できるスキルの1つが、人間の「社会...
2019/11/16(土)
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TQ(タイムライン・クエスチョン)で部下のコミュ力を上げる

前回の記事で紹介した部下のように、相手の思いを上手くくみ取れないことがわかったら、どのように指導すればいいのでしょうか 話し手の思いが伝わらない理由 話し手は自分の思いをはっきりと言葉にすることは稀です これには2つの理由があります 1つは、話し手が上手く伝える方法を知らないことです 大抵の場合、断片...
2019/11/15(金)
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部下のコミュ力に問題があるときは”選択性難聴”を疑え

部下が顧客とのやり取りで問題を起こして、クレームが届いてしまった そのことを部下にヒヤリングしてみると、どうもコミュニケーション能力に問題がありそうだと分かった そんなことがあなたの部下に起きたら、まず”選択性難聴”を疑ってみましょう 選択性難聴とは 選択性難聴と聞くと、「何か...
2019/11/14(木)
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X社の風土改革(ep15):エピローグ

ここまでX社の風土改革を実践レポートとしてお話ししてきました 現時点では、マスタープランでご紹介したステップ2の途中です しかし、ここで実践レポートのエピローグをお話ししなければなりません なぜなら、活動の4年目に入った4月に異動を言い渡されたからです ステップ2の課題が明らかになり、それに向けた取り...
2019/11/09(土)
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働楽には信頼関係がある(3)

本テーマで3回目の投稿となるので、ここでおさらいをします (1)では、信頼関係のある当事者同士には好意的な感情があり、その感情によって親和的欲求が生まれることを話しました (2)では好意的感情が現れる要因を5つ挙げました 今回は、本テーマの最終回として、対人関係の発展段階を示して、職場の人間関係を改善...
2019/11/06(水)
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働楽には信頼関係がある(2)

好意的感情の発生条件 信頼関係にある当事者同士には好意的感情を抱いていることを前回示しました それではこの好意的感情はどのようにして発生するのでしょうか その発生条件として以下の5つを挙げます (出典)書籍「コミュニケーション力」(渡邊忠、渡辺美枝子) 空間的距離 相手が近くにいるほど、お互いのコミュ...
2019/11/05(火)
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働楽には信頼関係がある(1)

はじめに 「働きながら人生を楽しめる職場には、社員同士に信頼関係がある」という仮説があると思います 2019年7月から10月に日本で行われたラグビーワールドカップにて、日本代表チームが全勝で予選を通過し、ベスト8に勝ち進みましたね その背景には、メンバー同士の信頼関係があることが様々な媒体で報道されま...
2019/11/04(月)
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部下の育成はティーチングからコーチングへ

“日本は上司と部下が頻繁に会話しているものの、内容としては上司が話している時間のほうが長く、しかも上司と部下の関係は、他国と比べると良好とは言えない、という結果だったのです 日本の上司はしゃべりすぎ。プロコーチが考える部下のポテンシャルを引き出す「いい聞き方」とは | 未来を変えるプロジェ...
2019/11/02(土)
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役職定年者への向き合い方

ある役職定年者の悩み 先日、職場にいる役職定年者の悩みを聞きました 彼は、役職定年と職場の異動が同じタイミングで、新しい職場に異動してから半年が経ったそうです 新しい職場では、未経験のスタッフ業務を担当することになり、仕事に慣れるのに時間がかかったそうです それでも、持ち前の几帳面さで、引き継ぎの時に...
2019/10/30(水)
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人生100年時代を労働力不足解消の答えとしてはいけない

人生100年時代は人生設計の新しい見方 リンダ グラットン, アンドリュー スコット他の著書である「ライフ・シフト」を読みました この本を手に取った目的は、「人生100年時代において、自分が老後をどのように生きるのがよいのか?」を考えるヒントをもらいたかったからです 私は、平均寿命+5才を想定して、フ...
2019/10/29(火)
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仲間外れの状態が自制心を無くし、やる気のない状態を引き起こす

他の研究でも、誰からも求められていない、もしくは仲間外れにされていると感じている時は、パズルがうまく解けなかったり、協調性に欠けるようになったり、仕事に対するやる気がなくなったりしていました。結果、飲酒や喫煙といった、自己破壊的な行動を取る傾向にありました。拒否されることで自制心が無くなり、やる気のな...
2019/10/26(土)
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社員全員が自分の問題と気づいたときが、組織が変わるとき

(組織が変わる)決定的瞬間が訪れるのは、この学習する組織への取り組みは私たち一人ひとりの問題に他ならないと皆が気づくときです 「学習する組織」ピーターMセンゲ、p.30 職場の中のリーダ自らが変わり、社員全員を引導していくことが組織を変える秘訣でしょう 上記の状態になっているときは、社員全員が主体的に...
2019/10/25(金)
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X社の風土改革(ep14):カイゼン

カイゼン 個人の認識から組織の認識へ 全員面談の意見の多くは、「個人が認識した業務上の課題」です この「個人が認識した」というところがポイントです これには2つの見方ができます 一つは、その課題は、その人の視点で語られていることであり、その課題を他の視点から見ることもできるということです もう一つは、...
2019/10/23(水)2
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X社の風土改革(ep13):課題

戸惑う中間管理職 一方、課題も明らかになりました 中間管理職は、話し易い雰囲気を作る一方で、統制を効かせいないといけない場面があります これらの両立に戸惑う中間管理職の存在が明らかになりました 片付かない職場の課題 経営幹部による全員面談で、直接現場の声が挙げられるのは良いことですが、挙げられた課題を...
2019/10/22(火)
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X社の風土改革(ep12):成果2

部課長によって職場の雰囲気が変わる これまで述べた様々な施策を実施し、縦横コミュニケーションや共感の機会を創出することで、幹部や部課長へ課題相談をしやすい環境に変化することができました これまで「忙しくて会話の場すら作れない」と言って自己正当化していた部課長も「忙しくてもやらねば・・・」という意識の変...
2019/10/21(月)
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X社の風土改革(ep11):成果1

これからは取組みの成果について述べます 従業員意識調査 毎年、従業員意識調査を実施し、その中で職場風土に関する社員の意識を計測しています このグラフは過去3年間の結果を示します。青の破線部分が示す通り、「素直に発言することができる」と「意見を述べることができる」については、傾聴サロンの活動の効果もあり...
2019/10/19(土)1
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X社の風土改革(ep10):1on1ミーティング

⑥ 1on1ミーティング ステップ2の2つ目の施策が1on1ミーティングです ヤフーで実践している1on1ミーティングは、マネージャによる「支援と共感」の場を部下に提供し、部下の才能と情熱を引き出しています このような他社事例を有識者と数ヶ月にわたって研究し、「社員の思いを知り、共感する対話が、遣り甲...
2019/10/14(月)1
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X社の風土改革(ep9):対話会

⑤ 対話会 ステップ1でも、色々な対話会を行いましたが、ステップ2では、対話会の目的を明らかにして、そこで話し合われる内容の質を上げました 女性社員の中には、育児と仕事を両立している社員もいるため、彼女から働き方改革のヒントを得るための対話会を行ったり、職場環境に詳しい庶務を集めて、職場環境の改善に繋...
2019/10/13(日)