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本多静六の教え:マネジャーに役立つマネジメント・ノウハウ集 (3)人の意見をよく聴く

前回に引き続き、本多静六の著書「私の財産告白」から現代のマネジメントにも通用する教えをご紹介します 人の意見をよく聴く 本多は人の意見を聴くことの大切さについても教えています 「要するに、上長者たるものは、絶えず業務上や研究上の意見を部下に求めることにし、採用しても、しなくても、どちらだって大差ないと...
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本多静六の教え:マネジャーに役立つマネジメント・ノウハウ集(2)人をよく見て、よく活かす

前回に引き続き、本多静六の著書「私の財産告白」から現代のマネジメントにも通用する教えをご紹介します 人をよく見て、よく活かす 「人を使うには、その人の性格(長所と欠点)をよく呑み込まねばならない。」「人間は誰でも、持って生まれた特長が何かある。それゆえ、上長たるものは、部下についてその特長を発見するに...
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本多静六の教え:マネジャーに役立つマネジメント・ノウハウ集(1)主体性を育む人の使い方

「日本の公園の父」と呼ばれる本多静六は、数多くの公園設計に関わった林学者ですが、「四分の一天引き貯金」という方法を実践し巨万の富を築いた人でもあります この錬金術は彼の著書「私の財産告白」に書かれていますが、同書は「私の財産告白」と「私の体験社会学」の二篇からなり、後者には現代のマネジメントにも通用す...
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監督にとっての成功は、選手たちがプレーしているときもしていないときも最高の自分でいられることだ

サッカーの監督の話ですが、マネージャーにも関わる話しなので、紹介したいと思います 「テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく」 Apple TV+の番組「テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく」が公開されたので、早速エピソード3話を見ました 主人公であるテッド・ラッソ監督はアメフトのコーチだったのですが、経験も...
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課長対話学習会に来ませんか3:この活動の効果をご紹介します

前回は課長対話学習会でどんなことをやるのかお話ししました こちらの記事では課長対話学習会がもたらす期待効果を以下のようにご説明しました 実務の中で現れる現実問題を直視したテーマを通じて、自分の職場、マネジメントの在り方をじっくり振り返り、課長が自分で考え、自分の言葉で意見をお互い述べることで、自身のマ...
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暗黙の協調はどうやってチームの中で育つのか

こちらの記事でチームワークのモデルを紹介しました 実際のチームワーク活動を例にとって、このモデルの理解を深めていきたいと思います 大型船の航行ナビゲーション・チーム 山口裕幸さん著書「チームワークの心理学」にて、大型船の航行ナビゲーション・チームの例が紹介されていました このチームは、船の包囲を測定す...
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人は事象を部分的に切りとられて言語化したことしか認識できない

人類発展の背景には言語の発明とそれを使った言語活動があると思っています 今日は言語化の限界についてお話ししたいと思います 言語化の限界 人は言語を使って話し手と聞き手の役割の中で対話を行います このときの言語化のプロセスの中に、2つの限界があります 人は事象を部分的に切り取ったものしか言語化できない ...
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大切なことをたくさんの人に伝えるコツ

マネージャーの役割 中原淳さんの著書「駆け出しマネジャーの成長論」にマネージャの役割は3つあると紹介されていました 対人関係の役割 情報関係の役割 意志決定に関わる役割 2番目の「情報関係の役割」には、分析屋、伝達屋、宣伝屋があるとしています 自分が大切だと思ったことをたくさんの人に伝えなければならな...
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問題はWhy(何で)ではなくWhat(何が)を探ると一緒に解決できる:問題の外在化

部下が問題を起こしたときのかかわり方についてお話しします 問題を起こした部下への言い方 問題を起こした部下によるとは思いますが、その部下が何度も繰り返し問題を起こすようであると、ついつい 「何で君は問題を起こすのだ」 と言いたくなってしまわないでしょうか この発言の中には部下自身が問題という言い方です...
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自分を超える部下を育てたときが「自分の仕事をしたな」と思えるときだと思います

レオス・キャピタルワークス社長である藤野英人さんが、部下の育成について語っているネット記事がありました 劣化コピーは作らない 口頭で指示することはほとんどしないんですよ。ああしろこうしろという指示はほぼ言わないし、絶対にしないようにしているのは“注意”です。一般的にはファンドマネジャーは「俺の言うとお...
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会議で部下が積極的に発言してくれないのは安全じゃないからですよ

今日は、「会議で部下が積極的に発言してくれない」というお悩み相談です 職場のメンバーを集め、意見や考えを述べさせ、合意形成を取りたいと思っても、なかなか発言がなく、気がついてみると上司が一方的に話しをしているというケースです なぜ、メンバーは発言しないのでしょうか メンバーが発言しない理由には色々ある...
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上司が社員の知恵や意見を積極的に聴く仕組みを作れば、働きやすい職場ができるのです

現在の日本には身分制度がないのですが、会社の上司に気軽に物を申しにくいのが一般的ではないでしょうか 特に平社員と経営者の間のように職位が広がると尚更です 小林製薬は失敗を許容する 日経ビジネスのネット記事に小林製薬のことが書かれていました そこで2013年に就任した小林章浩社長は、新商品の時期にだけ売...
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非常時のリーダーシップの姿を示す志村喬(映画「七人の侍」)

今日紹介する映画のセリフは名画「七人の侍」からです 離脱する三人の農民 野武士から村を守る七人の侍のリーダである島田勘兵衛(俳優:志村喬)のセリフです 仲間の侍と戦略を練る中で、勘兵衛は小川の向こうにある3軒の農家を守り切れないと判断し、そこに住む農民を残り20軒からなる部落に避難させる選択を決断しま...
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風土改革に哲学カフェをやってみようと思う

哲学対話を体験 今日、哲学対話というのを体験してみました 主催者の定義によると、哲学対話というのは次のようなものです 哲学対話とは、物事の本質を集団での対話を通じて探求すること 産業能率大学 総合研究所 哲学対話にはルールがあり、その一例として、東京大学 梶谷真司教授が提唱する哲学対話ルールがあります...
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1on1ミーティングで部下との相互信頼や責任感に基づいたパートナーシップを築く

グラーエンのLeader Member eXchange理論では、リーダとフォロワーとの個別で密接なコミュニケーションを通じて、相互信頼や責任感に基づいたパートナー関係を構築することを重視しています  このパートナー関係を構築するための手法として、1 on 1ミーティングの実施をお勧めします 1on1...
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成長したいと強く思うことが大切なのです

「知らないことを認める」ことと同じように必要なマネジメント・スキルの中に「自分自身が成長したい」と強く思っているかも大切です 「私は既に学ぶものがない」と思っている態度は、「私は教える人、あなたは教わる人」という一方的な関係を築きやすい こうなると部下から何かを聴こうという態度になれず、上記の「知らな...
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1on1の奇跡:「知らないことがあるんだ」と認めれば、部下も組織も変わります

傾聴から始めた風土改革 風土改革を始めるにあたって、「コミュニケーションの改善からだね」って、傾聴を管理職に教えることから始めました。 風土改革の取り組みが初めてでしたので、「まあなんとかなるさ」と言う楽観と、「本当に大丈夫なの?」と言う不安が入り混じりながら活動を始めました。 ところが、「やはり、傾...