スロージョギングで足の甲が痛くなり、その解決策として肩甲骨をきっかけとした骨盤回旋運動にたどり着いた話しをしました

ところが、肩甲骨と骨盤の連動が自然にできないことが課題として残っていました

あれから10日ほど試行錯誤をして、「これが解決策かな?」という気づきがあったのでお知らせします

肩甲骨をきっかけとした骨盤回旋運動において、肩甲骨と骨盤の連動が自然となるためには、準備走本格走の2フェーズに分けて走るとよいということです

それではその2つのフェーズについてお話しします

準備走

本格的に走り始める前には、まず準備走で走ります

準備走は以下の流れで行います

  • 身体の軸を真っ直ぐに立つ
  • 肩甲骨を動かしながら骨盤を回旋させながら歩き始める
  • 歩幅は狭める

私は左脚に比べて右脚が前に回旋されていないので、意識的に右脚を前に出すようにして歩きます

その歩き方で右脚内側の筋肉の刺激を感じ始めたら、以下を気をつけながら走り始めます

  • 歩幅は狭めたままでケイデンスを約180に保って走る
  • 肩甲骨を動かしながら骨盤を回旋させることには変わらない
  • 両脚の大腿直筋と大臀筋にしっかり力が入るまで走る

大腿直筋と大臀筋にしっかり力が入ると筋肉が固くなりバネのような感覚になります

こうなるまでには1キロぐらい走ることになります

ここまでが私が考えている準備走です

準備走が必要な理由は、骨盤回旋運動を身体に覚え込ませることと、両脚の筋肉を温めて本格走に必要なバネを作るためです

本格走

準備走が終わったら、いよいよ本格走です

本格走では以下を気をつけます

  • 肩甲骨を動かしながら骨盤を回旋させるときに骨盤は前傾する
  • 左足の地面を蹴った後の足の運び方と右足のそれを合わせるようにする

骨盤を前傾させると、肩甲骨と骨盤の連動が自然にできるようになります

ちょうど車のギアが入った感覚です

骨盤が前傾していないとギアが入らないのですが、前傾させるとギアが入って、自然と骨盤が回旋運動します

その時の感覚は、肩甲骨と骨盤が一体となった機械のような感覚で、この感覚を掴むと肩甲骨を動かすだけで、右脚と左脚が骨盤の回旋運動に伴って自然と引き上げられます

すると身体が軽くなったような感覚にもなります

(2020.5.7追記)

この時の足音にも変化があります

準備走では「ズッ、ズッ、ズッ、」といった足を引き摺るような足音だったものが、本格走になると「トッ、トッ、トッ、」といった地面を叩くような足音に変わります

足が地面に接地している時間が縮まったような軽やかな音になるのです

2つ目の「地面を蹴った後の足の運び方」ですが、私はどうも右と左とで異なる足の運び方をしているようなので、これを気をつけます

異なる足の運び方をしているときは、脚の付け根(脚と骨盤との接合点)まわりの運動、すなわち正しい骨盤回旋運動になっていないということなので、異なる足の運び方が分かったらその運動を見直します

異なる足の運び方は正しい骨盤回旋運動のチェックにもなっているということです

以上が本格走の走り方です

今後について

肩甲骨をきっかけとした骨盤回旋運動において、肩甲骨と骨盤の連動が自然となるためには、準備走と本格走の2フェーズに分けて走る方法についてお話ししました

今は、この走り方をルーチンにして、この走り方が正しいフォームであるかどうかを見極めようと思っています