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前回の記事で、洗面所の混合栓のシングルレバーが固くなってきた理由は、バルブカートリッジということが分かりました
しかし、混合栓の製造年月日によって使われているバルブカートリッジの品番が異なるようなので、混合栓を分解して確かめてみます
混合栓の種類の調査
混合栓の品番はLF-4350Sでした
同じ品番でも製造年月日によってその構造が違うことがLIXILのサイトを調べて分かりました
製造年月日が「1999/06~2003/11」のLF-4350Sは、図面を見ると、カートリッジカバーが3本のネジ止めされています
一方、製造年月日が「2003/11~2010/12」のLF-4350Sは、カートリッジカバーがネジ止めではなく、③の部品をレンチで取り外すような構造です
あとは分解してみれば、どちらの製造年月日なのかが分かりそうです
混合栓の分解
分解の手順を以下の写真で紹介します
水道の元栓を確認
洗面台の下にある元栓を確認します
元栓を閉める
捻って締めれば大丈夫かなと思ったら、びくともしません
長年使わないと固くなるのですね
栓をタオルで掴みながら閉めると楽に閉まりました
シングルレバーを外す
このモデルはシングルレバーの下部にある穴から隠しネジにアプローチできそうです
隠しネジを確認
穴の拡大写真です
隠しネジはプラスドライバーで緩められそうです
隠しネジを緩める
プラスドライバーで緩めます
シングルレバーの取り外し
化粧カバーの取り外し
手で回すと取れます
カートリッジカバーの確認
3本のネジで固定されたカートリッジカバーが確認できました
3本ネジで固定されている混合栓は製造年月日が「1999/06~2003/11」のものです
これで、バルブカートリッジの品番は「A-1943-12」で良いことが分かりました
製造年月日が「1999/06~2003/11」で良かったです
というのも、製造年月日が「2003/11~2010/12」のLF-4350は、カートリッジカバーの取り外しにモーターレンチのような特殊工具が必要だからです
このモーターレンチは手持ちにありません
さて、ここまで分解したので、バルブカートリッジまで取り外してみます(つづく)