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ここでは、筑波山の登山がヒントとなって、ランニングの走り方を変えることができたことについてお話ししたいと思います

ランニングの効果

早朝のランニングで、平均40km/週ぐらい走るようになり、大腿直筋、ハムストリングスが鍛えられたので、上りは快調でした

「こんなにもランニングの効果はあるものなんだ」と思いながら、スイスイと上りのコースを登ることができました

下山で使われる筋肉

ところが、おたつ石コースを下山していたときのことです

外側広筋の筋肉痛の兆候が現れたのです

下山をするときは、足で接地する足場の状態を確認しながら接地しないと、接地した途端に滑って転倒する恐れがあります

よって、下山の仕方は、「先に降ろす足が接地するまでは、後ろの足でしっかりと支えながら、膝を曲げていく動作を行い、先に降ろす足の接地を確認した上で、重心を先に降ろした足に移していく」という動作の繰り返しになります

このときの「後ろの足でしっかりと支えながら、膝を曲げていく動作」は片足で全身の体重を受け止めて屈伸をするので、外側広筋への負担が大きくなります

これが「登山は上りより、下りの方がきつい」の理由となります

筑波山へのハイキングでしたら、ほとんど空身ですみますが、本格的な縦走登山となると、20kgちかい荷物を背負いながらの下山となりますので、さらに外側広筋への負担がきつくなります

筋肉痛とランニング

久しぶりのハイキングということもありましたので、筑波山から帰ってからの4日間は外側広筋の筋肉痛に悩まされました

風呂上がりにタイガーバームを塗って痛みを緩和させていました

そうしないと、早朝ランニングで走ることができないのです

実際、走る度に筋肉痛が襲ってきますので、ゆっくりと走らざるを得ない状況でした

4日ぐらい経つと、筋肉痛もだいぶ治まり、普段のペースで走れるようになりました

ただ、すこし外側広筋に痛みがありました

外側広筋の役割を知る

おかげで「この痛みがきつくなるときはどういうときなのだろうか?」と外側広筋を意識するような走り方をするようになりました

それは、「膝の屈伸をリズム良く正確に運ぶこと」ということの発見に繋がりました

ランニングにおける外側広筋の役割を意識するようになったのです

しっかりと外側広筋を使っていないと、膝が外側に流れたり、正確に足を蹴り上げたり、踏み出したりできないことが分かったのです

これは筑波山の登山のもう一つのお土産でした

今は、すっかり外側広筋の痛みが消えましたが、ランニングの最中に外側広筋を意識しながら、膝の屈伸をリズム良く正確に運ぶことに努めて走るようになり、正しいランニングの姿勢ができるようになったかなと思っています

次回は、筑波山ハイキングの振り返りを行い、次にやってみたいことについてお話ししたいと思います(つづく)

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