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ポッポの丘を後にして、今回の旅の目玉である地酒の調達に向かいます
予定にはなかった房総中央鉄道館でのエキサイティングな出来事もご紹介します
大多喜市街へ
ポッポの丘から大多喜の市街地に入りました
町の至る所から大多喜城を望むことができます
昔からこの眺めなのでしょうね
豊乃鶴酒造
市街地にある酒蔵へ向かいました
大多喜駅より徒歩8分500mに豊乃鶴酒造があります
豊乃鶴酒造の創業は江戸時代中期の天明年間
「大多喜城」は、手造りにこだわった、氷点冷蔵という生酒のまま0°Cで貯蔵した、搾りたての甘味も残しながらもすっきりとした辛口のお酒だそうです
敷地に入り、突き当たりが店舗になっています
店内の様子
大多喜城の純米吟醸酒の四合瓶を購入しました
帰りの電車の中で飲んで帰りますと言ったらぐい飲みサイズの使い捨てコップをくれました
利き酒用に用意してるのでしょうね
コップをコンビニで調達する必要がなくなりましたので、助かりました
今後もお店の人にお願いしてみるという知恵が一つ増えました
城下町通り
14:40発の大原駅行きまでには30分以上時間があるので、房総の小江戸と言われた街並みを散歩しながら大多喜駅まで向かいます
外壁が板張りの建物が並んでいます
房総中央鉄道館
地図に房総中央鉄道館というのがありました
14:40発の大原駅行きの列車まであまり時間がないので迷ったのですが、折角なので入ってみることにしました
入場料は大人200円と良心的です
施設の様子
中にはNゲージとHOゲージの立派な鉄道模型が展示してありました
係員の人に聞くと、全部で6,000万円かかったそうです
すごいですね
特に模型の裏側の配線にお金がかかるそうです
インフラって模型でも費用がかかるのですね
こちらはNゲージジオラマ
スタッフ20名が自慢の車両を持ち合って実演
HOゲージは車両の大きさも大きく、迫力があります
操作している係員らしい人が蒸気機関車の煙突に液剤を入れていたので、お話を聞いたところ、煙を出す燃料を入れているそうです
実際に煙を出して走行するのを実演してくれました
何やら車内放送をしているような音が聞こえます
話を聞くと車両の中にスピーカーを取り付ける改造をして実際に車内放送を流しているのだそうです
先程の蒸気機関車にもスピーカーが付けられており、走行音や蒸気音を出すところを実演してくれました
ここにはスタッフが20名ほどいるらしく、皆さんは鉄道模型を持ってきて、ここで走行させているとのことです
趣味と実益を兼ねているのですね
スタッフはそれぞれに特急車両が好きな人、SLが好きな人というように趣味が異なるので、みんなが集まって実演するといろんな車両を見ることができるのだそうです
東京メトロの現役整備士
もう一人の係員の人も紹介してくれ、よくよく話を聞くと、東京メトロの南北線の現役整備士だそうです
ご自宅は県内でそこから王子神谷の車両基地に勤務されているそうで、週末はご自宅から40分かけて車で流して、こちらに来るそうです
「新しい車両は王子神谷基地から入れるんだ」といったお話も教えてくれて、もっと色々と聞いてみたかったのですが、大原行きの時刻が迫ってきたので、名残惜しいのですが、お別れしました
ポッポの丘といい、色々と声をかけてみると、旅は楽しくなるものですね
大原へ
小湊鐵道といすみ鉄道を使って房総半島を横断して参りましたが、いよいよ終着駅の大原へ向かいます
大多喜駅
大多喜駅に戻りました
レンタサイクルを返却し、大多喜駅に向かいます
駅の入口に竹灯籠が置いてあります
夜は下の写真のように光るようですね
大多喜駅の自動販売機で大原までのキップを購入します
1000円札しか受け付けないので、それ以外のお札を使うときは窓口で両替して下さい
大原までは550円です
14:40の大多喜駅始発の大原駅に乗ります
大多喜駅は上りと下りのホームが別れています
目的の列車が入線します
車両は「いすみ352」です
大多喜駅始発なのですが、大多喜駅ではなく上総中野駅の名前が書かれていますね
国吉駅
国吉駅では名物のたこ飯を販売しています
土日のみ販売というネット情報ありますので、食べたい人は事前に確認した方が無難です
写真のようないすみ鉄道応援団の人による熱い歓迎があります
銘酒「大多喜城」で呑み鉄
折角なので、地酒「大多喜城」を少しだけいただきます
フルーティな辛口
何しろ、この車両にはボックス席がないので、対面に座っている客の目がある中で呑むのは少々勇気がいりますね
大原駅到着
間もなく大原駅です
15:09に大原駅に到着しました
終点マークを確認しておきます
いすみ鉄道のホームの横には、JR外房線のホームが見えます
外房線への改札は以下のように自動改札が設置されています
駅舎はいすみ鉄道とJR東日本の駅舎が並んでいます
えきねっとのトクだ値を使った節約方法
大原駅から東京まで戻るのですが、帰路の運賃節約方法についてご紹介しましょう
今回は茂原から東京までトクだ値を使って指定席特急券を購入しました
2,820円のところが1,830円の35%引きで購入できます(2021年年5月現在、以下同様)
その代わり、大原から茂原まで普通車で移動し、大原で乗り換える必要があります
その間の運賃は418円です
よって、大原から東京までのトータル料金は1,830円+418円=2,248円
茂原での待ち合わせ時間が6分なので、まあよしとします
大原から東京までのトータルの所要時間は1時間26分となります
ちなみに大原から東京までわかしお20号を乗ると所要時間1時間12分で、運賃は3,174円なので29%引となります
特急券の受け取りの注意点
えきねっとで購入した特急券は指定席券売機で受け取ることができるのですが、この大原駅にはありません
そこで窓口で聞いたところ、窓口で受け取ることができるとのことでした
すこし焦りました
えきねっとで決済したクレジットカードを渡すと、特急券を受け取ることができます
くれぐれもクレジットカードの携帯を忘れないようにして下さい
大原では美味しい魚介類の食事をして、帰路に着きます(つづく)